>>655
(アレスの言葉に困ったような顔をする千歳)
それは…うん…そうだけど…
(実際、アレスに抱かれたのは、この前泊まった宿が最後だ)
(そのあとは山に入ってずっと歩いてたから、アレスとは手も握っていない)
(本当のところはアレスと同じように、千歳も欲求が溜っている)
(むしろ初めて性の快楽に目覚めた千歳の方が、欲求は大きいかもしれない)
(改めてアレスにそれを言われて、お尻が疼くのを感じ取る千歳)
(それに気づいてしまったら、その欲求を抑えるのは千歳には難しい)

(アレスは周囲の大量の雪をかき集めると、温泉の中に入れて温度を調節している)
…どぉ?
(となりで温泉を覗き込む千歳に、アレスは準備万端と伝えてくれた)
う、うん
(いったん防寒着をテントに置いてくると、普段着で温泉に戻ってくる)
(先に脱ぎ始めたアレスが、千歳にも脱ぐように促してきた)
も、もぉ…そんなふうに言われたら、かえって脱ぎにくいよぉ
(可愛いと言われて嬉しいけど、その分アレスに見つめられている感じが増して少し恥ずかしい)
(とにかく脱がない事には入れないから、千歳ももぞもぞと服を脱ぐ)
(白い肌は相変わらずで、特別に背が伸びたわけでもない)
(変わったのは体つきだろう)
(華奢なのはそのままだけど、スポーツをしている女の子のようなしなやかな筋肉が付いている)
(腰の筋肉も引き締まり、さらにくびれがはっきりしてきている)
(それでいてアレスに揉まれる胸やお尻などは、以前より柔らかみのある女性らしさがあった)
(股間のおちんちんだけが、千歳が男の子だという最後の証のようになっている)
(傍で見ていたアレスが、千歳の裸体を見て笑顔を向けてくる)
ぼくを女の子にしたのは、アレスさん、だよ…?
(言われた千歳はアレスを見上げ、恥ずかしそうに微笑んだ)

【もうすぐ時間だし、今日はこれで凍結にしてもいい?】