>>715
(アレスが潜んでいると思われる方に、そろそろと歩いていく)
(このあたりは温泉の熱気で雪が少ない)
(雪があれば足跡をたどれるけど、これではそういうわけにもいかない)
(でも足跡があったとしても、アレスがわざと残している可能性もある)
(そもそもアレスの方が強いのだから、より慎重に注意を払わないといけない)
…えと…
(一応足跡を確認しようと地面に視線を落とした瞬間、草むらからアレスが飛び出してきた)
ふやぁあっ!?
(想像よりも近くにいたアレスに驚いた千歳に、アレスは素早く近づいてくる)
(今までの訓練のおさらいをするように木の棒を振って、千歳のおちんちんすれすれで止める)
(これが訓練でなかったら、木の棒によっておちんちんに大きなダメージを受けていただろう)
(万が一叩かれても、とっさに変身できていればある程度はダメージを抑えられただろう)
うう…うん
(しょんぼりして頷くと、アレスが励ますようにお尻をポンポンと叩いてきた)
うん、がんばるっ
(気を取り直して、千歳は訓練を再開する)

(その後はまあまあ順調に訓練は進んだ)
(咄嗟の変身も何とかできるし、変身さえできればそこそこアレスとも戦える)
(何度目かの再開をして、千歳がまたアレスの気配を探りながら歩いていく)
(少し歩いていくと、不意に千歳のおなかが鳴った)
訓練で動くから、もうおなかすいちゃった
…そういえば、アレスさんに勝てたらお料理作ってもらえるんだっけ…
(おなかが空いたことで気が緩んだ千歳)
(その隙を突くように、後ろにアレスの気配が突然生まれた)
ふぇ、あっ…!?
(完全に意表を突かれた千歳は、慌てて変身しようとしてよろけてしまい、お尻をアレスに突き出すような姿勢になってしまう)
(そしてアレスの持つ木の棒は、千歳のお尻の穴をねらっていた)
あ゛っ…お゛ぉおぉっ…っ!!
(千歳が背中を弓のように反らしてうめき声をあげる)
(木の棒は狙い通りに千歳のお尻の穴に命中し、下着越しにそれを貫いていた)
あ゛っ…はぁ゛、あっ…!
(予想もしていなかった衝撃に、千歳の身体がぶるぶると震えている)