>>744
(最初のファイアはあっさりと消されてしまい、ほとんど目くらましにならなかった)
(そのためか、思いきり放った蹴りもアレスにダメージを与えられない)
(蹴りの威力を利用して離れたアレスに、もう一度魔法を撃とうとした瞬間)
(あっという間に近づいてきたアレスが、千歳に棒を振り上げてくる)
っっ…!
(声もなく身を固めた千歳に、棒の一撃は来なかった)
…んむっ…!?
(その代わりに、千歳の唇をアレスのキスが塞いでいる)
ちゅっ…ふ、ぅ…んんっ…!
(アレスの舌が千歳の舌に絡まり、こねて唾液をすすっていく)

んっ…んんっ…!
(一瞬混乱しかけた千歳だけど、アレスを振り払って杖を横に振る)
(でもそれも避けたアレスに、今度はブリザードの魔法を撃つ)
(広い範囲の魔法なら当たるかと思ったけど、またアレスは素早く魔法をかわす)
あ…れ?
(姿を見失った千歳が戸惑った隙に、アレスはまた千歳の後ろに回り込んでいた)
ひゃうっ!?
(耳元にいきなり囁きながら、千歳に棒をちらつかせるアレス)
(千歳の下腹部を撫でまわす余裕を見せて、アレスはまた距離をとった)
(次に後ろを取られたら、多分千歳の負けなのだろう)
(焦りで呼吸を乱しながら、千歳は戦い方を考える)
(徐々に息を整えてから、気合を入れるように両の手で頬をぺちんと叩いた)
クイック
(素早さを上げる魔法を唱え、続けて幻惑の魔法を唱えた)
(そしてアレスにダッシュをかけると、またビッグの魔法を唱える)
(今度は手を大きくしてパンチを打つ…と見せかけて、大きくした手は幻惑の魔法でそう見せているだけ)
てやぁあっ!
(実際に大きくしたのは足で、幻の手とは違う方向から蹴りを放つ)

【お兄さん、スレ立てありがとっ】
【あと魔法とかいろいろやってるけど、普通にかわしてもいいよぉ】