>>746
(初めて使ったクイックの魔法だけど、上がった素早さに何とかついていける)
(これもアレスと一緒に旅をしたおかげなのだろう)
(さっきのように避けるかと思ったアレスは、じっと立って千歳を見つめてくる)
(まるで観察されているようで怖いけど、もう攻撃を止めることはできない)
(こぶしを振り上げ…と見せかけて、反動をつけて横から放った蹴りがアレスに当たる)
当たっ…ぐぇええっ!!
(当たったと思った瞬間、予想もしない方向から強烈な衝撃が来た)
(千歳には知る由もないけど、それはアレスが魔法で突出させた土の塊だった)
(それが蹴りを放って広がった千歳の股間に、もろに命中した)
(土の勢いで宙に浮いた千歳の目に、一瞬で走りこんでくるアレスの姿が映る)
バ…バリ…
(バリアを張ろうとする千歳より早く、アレスのこぶしが土の塊と同じ個所に命中した)

(ぐちゃっ!という音が千歳の耳に聞こえた)
(アレスのこぶしがおちんちんにめり込み、頭の先まで重い衝撃が駆け抜ける)
か、はっ…ぁ
(半ば白目をむいて、口をパクパクさせる千歳)
(あまりの痛みで呼吸ができなくて、わずかな声も出せない)
…かひっ…けひっ…!
(震える手で股間を押さえ、でも立っていられなくてばたりと仰向けに倒れる)
い”っ…い”っ…痛”っ…ぁ、がっ…
(痛みのあまり脚が閉じられなくて、まるで仰向けのカエルのような姿で呻く千歳)
(でも不思議なことに、アレスはそれっきり何もしてこない)
(涙が溢れる瞳で、見下ろしてくるアレスを見る)
あ”…あれ”ず…さ…?
(見下ろすアレスの股間は、衣服越しでもはっきりわかるほどに勃起している)
(無様に倒れている千歳を見て興奮しているのか、今にも肉棒がズボンを突き破りそうだ)

【じゃあお兄さん、これで凍結にしよっ】
【それで次のぼくの予定だけど、明日また来れると思うよ】
【時間は20時くらいになっちゃうけど、お兄さんは明日は来れそう?】