>>240
「ふえ?まだ、あらし、のめるよぉ…べすろぉ…ほんとは、さいふがあぶにゃいんじゃぁ」
ろれつが回らぬまま、ベストにしなだれかかる。

その体には力がなく、ベストに簡単に担ぎ上げられてしまう。
「愚痴ぃ、ぐちなんかいってないろぉ…愚痴なんれぇ」
(あれぇ…ストリンガじゃないのに…なんで、触られてドキドキしているんだ)
ベストに抱き寄せられた身体は紅潮し、はた目から見ても酔い以外のほてりを感じさせていた。