変な勘違いをしてきた男には、魔法で焼いたり氷らせたりして
しっかり思い知らせて来たから。
これでも魔法使いとしては、自信あるのよ。
(冷たい笑みを浮かべて、そう答える鍔姫)
あんたよりもいい相手って……
(正輝との交わりが忘れられなかった少女にとって、意外な言葉に戸惑うが)
あ、そういうことね。
(何人もの男を知ってきた鍔姫は、彼がセックスに自信が無いんだとすぐさま悟る)
(前の自分とのセックスも、失敗だったのではと恐れてるのだと)
あのね……あの時の、あんたとのセックス、良かったわよ。
あれからね、あんたとまたセックスしたいって思ってたの。
(さすがに羞恥心まで捨てきってない少女は、顔を赤らめながら)
(そう少年に告げる)
ね、女にここまで言わせて、断るの?
(少女は、「女」の表情を浮かべて、そう言葉を続ける)
あたしとのことが、ガッカリだってあんたが言うなら仕方ないけど。
(そんな訳がないと内心で自信がありながらも、そんな言葉を妖しく囁いた)
……
(少年が自分の体を見つめる視線を感じ、内心で興奮を感じ始めていた)