ん…
(そっと唇を重ね、少ししてから離す)
(そして男性の顔をじっと見る)
(今唇を重ねた時に、男性の唇から体温を感じたから、少なくとも男性は生きている)
(あとはサラのキスで目覚めるかという事なのだが…)
何で…起きないの…?
(男性はキスの後も全く目を覚まさない)
(男性を見下ろしながら、また困惑の表情を浮かべるサラ)
何で…ちゃんとキス、したのに…
(そこで何かに気づいたのか、サラは扉の上の文字を見る)
(示された指示は、さっき見たものとは違うものになっていた)
ディ…ディープ…キス…
(それを呟いて、やや呆然とするサラ)
(いちおう、それがどんなものなのかは知っている)
…私…初めてなのに…
(初めて見た寝たままの男性に、人生初めてのキス…しかもディープキスを捧げる)
(指示に逆らえないのは分かっていても、それでも躊躇してしまう)
あ、う…
(拒否したくなる感情を押さえつけ、サラは再び男性に顔を近づける)
(緊張で唾を飲み、喉かこくりと鳴った)
は…ぅ…
こ…今度は…目を覚まして…ん…
(サラはさっきのように、そっと唇を重ねる)
ふ…ぅ…んんっ…ぁ、む…ぅ…
(そこから意を決するように、僅かな間を置いてから深く唇を重ねていく)
(男性の温かい唇を割り、開いた口に舌を差し入れて男性の舌をつつく)
んっ…んむ…ちゅっ…ちゅむ……
【もうすぐ時間なので、今日はこれで凍結にしてもらっていいでしょうか?】