>>465
(男性の言うところでは、彼もサラと同じ理由で来て閉じ込められたらしい)
同じ境遇、なんですね…
(囚われの身という意味では同じだが、ただ1人でいるよりは心強く感じる部分もある)
(男性も扉が開いた事に気づき、サラと同じ方向を見ている)
(一応聞いてみたが、やはり男性も部屋から出るつもりのようだ)
(留まっても得する事はないから、当然の行動だろう)
壁…怖いですからね
(ちらりと奥の壁を見てから、また扉の外を見る)
(残念だったのは、サラの股間を隠せるものを男性が持っていなかったこと)
(股間はある程度手で隠せるが、やはり恥ずかしいし少し歩きにくい)
う…あ、あまりこっち、見ないでくださいね…?
(そんな事を話した瞬間、後ろの壁が軋みはじめた)
うあ…!
(びくりと身体を震わせた少女の手を取る)
え、あっ…ちょ、ちょっと…!
(慌てて残った手で股間を隠すサラを連れて、男性は部屋から出ていく)

(通路を少し歩いたところで、また新しい部屋へと転移させられた)
ふぅ…はい、一緒に運ばれましたね
(何だかんだで、握り締められる手があるのは心強い)
(実際サラの発した声も、さっきまでとは違って少しだけ張りがあった)
(しかしサラの元気も、扉の文字を見た瞬間あっと言う間に萎えていく)
え、え、え…?
ぜ、全部…脱ぐ…そんなの…
ど…どうします…?
(不安げに男性を見るサラ)
(その瞳には、扉の文字に反対してくれないかという微かな希望が垣間見える)
(勿論、これまでの経験で反論や抗議が通用しないのも分かっているから、本当に微かな希望だ)

【私は少々遅レスなので、次のIG3iran4hさんのレスで凍結でしょうか】