(サラの質問に、男性はジンという名前を教えてくれた)
いい名前ですね…あ、私も自己紹介まだ、でしたね
(ジンに言われるまで忘れていたが、サラも名前を教えていなかった)
ごめんなさい、ええと…私の名前はサラっていいます。
改めて、その、よろしくお願いします。
(ジンは文字が変わるのを見たのは初めてらしい)
(ジンに訊ねられて、サラは小さく頷く)
わ、私は…同じ指示がいくつも増えたのを見ました…
(武器を捨てた部屋での事を思い出しながら話す)
(それを聞いたジンは、指示と行動の関係について推測している)
そ…そうなの、かも…
(館の住人は絶対に見ているだろう)
(だから自分の意にそぐわない行動をしたから、扉の指示を変えたのだろう)
(その線で考えると、ジンの言う通り新しい指示に従わなければならない事になる)
(サラの諦めにも似た言葉に、ジンが繰り返すように言葉を返す)
5分…ですよね…
(呟くサラの耳に、ジンの言葉が聴こえてきた)
…あ、う…!
(前の部屋での事が脳裏に浮かび、身体が恐怖に震える)
(そんなサラの目の前で、ジンが覚悟を決めたように振り向いた)
っっ…あ、あ…わ、わ、私、私…私も、やりますっ…!
(ジンの行動と壁への恐れに押されるように、サラもジンに向かって振り向いた)
(当然胸と股間を隠していたが、ジンの言葉がサラに突き刺さる)
…そ、そ…そう…です、よね…
(小刻みに震える手を、ゆっくりと下ろしていく)
(成長途上の小振りな胸と、生え揃っていない淡い恥毛が露わになった)
【そろそろ時間なので、これで凍結にしてもらっていいでしょうか?】