>>566
(へたりこんでしまったサラの瞳に映る、自身の愛液に濡れたジンの指)
(たった今自分の体内から分泌されたそれは、ここまで匂いが漂ってきそうなほど淫らに見える)
(呆然としているサラに、ジンが引っ掻いた事を謝ってくる)
…あ…ううん、だい、じょうぶ
(未だに身体の力が入らないのか、座ったまま答えるサラ)
(するとジンが動き出した壁の事を話しながら、サラを抱き起こし、そのままお姫様抱っこで歩き出す)
あ…ありがと…
(実際今のサラに素早く動くのは無理そうなだけに、ジンに背負ってもらったのは有り難かった)
…あ…
(歩いていくジンに抱えられながら、サラはとあることに気づいた)
(肩から回されたジンの指は、いまだにサラの愛液で濡れたままだった)
(鈍く光る自身の愛液が間近に近づき、匂い立つようなそれが嫌でも視界に入る)
(そしてそれが自分の体内から出たという事が、サラの羞恥心を否応なく煽ってきた)

(通路に出て少しして、また2人は別の部屋に転移させられた)
……
(それを半ば予想していたサラは、特に驚くでもなく無言のままだった)
あ…ジンさん、有難う
その…もう、多分、1人で立てると思うから…下ろしてくだ…
(自分の愛液で濡れた指を見続けるのが恥ずかしい為、サラは下ろしてもらうよう頼もうとして、視線が止まった)
(その先には扉の上のいつもの指示)
な…なに…言ってるの…?
(その指示は、さっきのような直接的な行為ではなかったが、恥ずかしいものである事に違いはない)
もう…訳、わからない…
(泣きそうな表情で呟くサラだが、指示に逆らうような言葉は出てこない)
(それはサラ自身が、逆らっても無駄だという事を心身に刻まれてしまっているからだろう)

【時間的に次のレスで凍結にでしょうか?】