>>594
(汗まみれになりながら、呆然と床を見つめるサラ)
(ここまで必死に耐えてきていた事が無駄になり、言葉も出てこない)
…あ……
(ふと気づいたようにジンの方を見る)
(サラが腰砕けになる様子を見て、心配して声をかけてくれていた)
あ…はい…大丈夫、です
(頷いて返事をするが、まだ心ここにあらずという感じで声は小さい)
(ふとジンの視線が、自分の股間に向けられている事に気づいた)
ジン、さん…?
(一瞬何をしているのか分からなかったが、どうやら扉を指示を守ろうとしているようだ)
(といっても、サラは座り込んでしまった時点で、秘裂を広げていた指を離してしまっている)
(その時点で指示のクリアは失敗している筈だ)
(もしかしたら最初からやり直せるかもしれないと思い、サラは扉の方を見る)
…あ…ぁ
(その瞳が一瞬だけ見開かれ、そして悲しげに、苦しげに歪む)

…ジン、さん…扉の文字…変わってしまいました…
(サラはジンに話しかける)
(心の動揺を抑えるように大きく息を吐き、ジンに向かって頭を下げる)
ごめん、なさい…私、立っていられなくて…
(そしてもう一度扉の方を見て、それからジンに向き直る)
私…指示に、従います…
最初の指示を守れなかったの…私のせい、ですから…
(そしてまた、何度か大きく呼吸を繰り返してから口を開く)
ジンさん…私の…しょ、処女、膜…はぁっ…処女膜…さ、触って…ください…
(悲しみと苦しみがまざったような表情で、絞り出すように話すサラ)
…あの…でも、私…もう、足に力、入らなくて…そ、その…このまま、でも…いいでしょうか?
(そう言うとサラは、おずおずと座ったまま膝を立てて、M字開脚の体勢をとった)
(そして両手の指で、さっきのように秘裂を広げて見せる)
こ、こ…これで…これで触れば…し、指示を、守っている事に…なります、よね…?
(羞恥で顔も身体も赤く染めながら、サラはジンに訊いてみた)