「やはりここか……」「そうみたいだね」
二人の少女は下水道の入り口を立っていた
普段の匂いとは違うものに、溜まっている下水もぬるぬるとした気色悪い液に変わっている
本来ならば入るのをためらうものだが、二人の少女は恐れることなど出来ない存在だ
この先に待っている物は彼女達とってもどうしても倒してかなければならない存在だから
「となると、行くしかないの」「そうだね……じゃあ!」
そういって、彼女たちは呪文を唱え自らを天使の力を持つ変身少女へと変えた

二人の変身少女がその下水道の中を急いで歩く
「急がぬとな……」
白いスク水風のレオタードを纏ったような少女-ウェリアはそうつぶやきながら先へと進む
いつもは見知ったような下水道だが、中の道順はめちゃくちゃになっていた。さらには、ところどころに淫魔の侵蝕が見られ
奥に行けば様相がどんどん変わっているのが容易に想像できる
そのためさまざまに分岐しており、すぐには最奥にたどり着くことができないでいた
「早く助けないとね……あっ」
静かながらも元気なこえという相反する声で答えたのは、ミルトだ
彼女もまた、ウェリアと共にこの道を歩いていく。だが、その途中で大きな分岐路を見つける

「ちっ、どうする?」
道は二つ。どちらが当たりかもわからないから、片方を放置するわけにもいかない
となると、答えは一つだった。
「わらわはこっちへ行く。主はそちらを」
「うん、分かった。気を付けて」
そういって、彼女たちは単独で別々の道を進んでいった。それが淫獄につながっていると知りながらも

【では、こちらもこんな感じで別れました】
【次はどちらのキャラ単独になりますので、お願いしますね】