(静かな口調と子供っぽい声が聞こえる)
(そう言って近づいてきた少女は目の前で行われる惨状にまるで一人で立ち向かうかのように前に出ていた】
ここから先は通さないよ
(そういったボロボロのジャンバーとフードをかぶった少女は)
(自分のお腹に気を溜めるような動作で息を吐いた)
いくよ!
(そして、次の瞬間に身を纏っていたジャンバーやズボンが消し飛んだ)
はぁ!
(次に現れたのは、露出多めな衣装に包まれた少女)
(それが、いわゆる変身だという事は誰でも分かっただろう)
誰だが知らないけど、これ以上はやらせないよ
(そういって、緑色に燃える瞳で睨み付ける少女-ミルト)
(拳を構え、足を前後に開いて、格闘の体制をとった)
(やや下目にある腰巻布の上に見える腹部や腰にはしっかりと体重を乗せ)
(裸足の足をしっかりとタイルをつかむようにし、そのまま拳をぶち込む体制だ)
ここからとっととされば、痛い目に合わず見済むよ
(そう言って、後ろにも目を向けて)
後ろのみんなは早く逃げてね
(時間がないことも、彼女の体の事も知らない観衆たちを非難させるために声を掛けた)
【特に変身後は姿を隠してくる必要なかったので、そのまま目の前で変身する事にしました】
【では、よろしくお願いします】