(それも常人の速度を遥かに凌駕した状態で。普段のティアなら難なく避けれただろう攻撃は、驚きと疲弊も相成り致命的な一撃を与えてしまう)
なっ……あ、ああぁぁぁ!!!!!!!!!?
(男に腕を握られると同時に、魔族のどす黒い力が伝播するように腕から伝わり染み込んできた)
(悍ましい力が身体を汚染し、たまらず声を上げてしまう。そして隙をついて、強烈な衝撃波が浴びせられると)
(腕をつかんでいた人物もろともに背後の出入り口に固まった人間複数人に接触してしまう。するとどうだろう)
(先ほどの男性の様に奇声を上げ、魔族の力を体内から溢れさせ此方を掴まんとしてくるではないか)
くっ…………これ以上汚染されるわけには……!!
(すぐさま飛びのき事なきを得る。それと同時に渾身のアローを魔族に放つ頑張って)
くうぅ………!!!どうしよう……これじゃ、勝ち目どころか逃げ場なんて……!!
(一切に通じなくなってしまっていた。自身から吸収した力をわが身のモノとしたという言葉通りなのだろう)
(ここに来てようやくティアにもどこか諦めにもにた感情が芽生え始める)
…だめ、諦めるなんて……!なんとか、なんとかしないと……!
(押し寄せる人々の攻撃をいなす。すると触手で打たれてしまう。ひるんだ隙をついて男達が集まる)
(エンドレスにも近い状況だが、どんどん確実に追い込まれていく。そして数分としない間に囲まれてしまい…)
【と、こんな具合でそろそろ堕ちていく方向でどうでしょうか?】