「……………」
物言わぬ肉の塊になったあたしにシスターは微笑を浮かべている
信者達は無様なあたしの命乞いと死に様に嘲笑をしていた
そして真奈をも信者にしようとしている様子だが、今のあたしには知る由もない

そして香炉から放たれた淫気はあたしを包み込み、
首がなくなった肉体からあたしの魂を吸い取り、あたしは精神体となる

「……はい、シスター様…」
触手が精神体のあたしを巻き取り香炉へと引きずり込んでいく
香炉の中にはアクメニストが崇拝している快楽と変態行為を司る神が居るというが
以前のあたしはアクメニストや性職者の洗脳を受けるだけだったので
ここまで来たことはなかった