>>158
(物干し竿にスカートを干すと、和は美穂の元へと戻る)
(庭と聞いた瞬間に美穂は多少の動揺を見せたような口ぶりを見せ、部屋から庭に出る様子もなかった)
(それは無論ショーツのみという格好からくる羞恥心によるものであるということは和にもわかっていた)
(和が外の空気について言及すると美穂はたどたどしく答えており、その言葉にも若干の無理があるようにも思えた)

それじゃあ掃除に戻ろうと思ったけど、その前に……
(庭から部屋に戻り、美穂の方へと近づく)
美穂さん、さっきスカートを脱がしたときの返事
あれ……私はなんとなく『別のこと』も期待してるような感じだったけど違う?
(目を瞑り、己の体を和にゆだねて全てを任せるような姿勢に和は美穂が表明していないだけで心中ではほかのことも欲求しているのではないのかと推測していた)
あはは、なんてね
ここにいると体が冷えちゃうでしょ?
少し休憩にしよっか
(笑ってごまかすと和は障子を閉めて美穂の露になっている太ももに触れる)
美穂さんは何かしたいこととかある?
(その言葉は数多の意味を帯びており、彼女にとってどのような形でもとらせることができるような質問であった)