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気が付けばもう夕刻。
夕食時だしましろちゃんはいつの間にかうとうとしてるし。

「え、あ、うーん……」
彼女に“おばあちゃんの昔話”について聞かれたけど、何とも答え難いうちに察してくれたようだ。
「……ああ、そういう人たちの話も聞いてみたいね」
アカデミックな話が聞けるとは思わないけど、古い書類を扱える人なら……

「ああいや、泊まるというか、野宿の用意はしてるけどね……」
今時の一人用テントは寝袋と合わせても5kgもないのだ。
とはいえ不用意にそこらに設営するわけにもいかないけど。

そういうことを伝えるとなんと、この家に泊めてくれるという……


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【すいません、こちらも色々あってこんなペースでしか出来なくて……】
【今回は泊めてもらったところで切るということで、ご縁があったらこの続きをお願いします】
【ひょっとしたら似たような展開で村の他の人と交流するかもしれませんが、その時はご容赦を】
【ありがとうございました。またそのうちお会いしましょう】