(ガーディアという名の赤毛を持つ盗賊剣士に勧誘されたのは酒場だった)
(近くのダンジョンには隠し部屋があり、そこには手つかずの財宝があるが、魔法でなければ扉が開かない)
(そこで、という事での勧誘で、ギルドで募集すれば人が多くなり、また宝を得たのが知られ易いという理由もあった)
(少し考えながらも剣でも魔法でも戦える状況なら不覚を取る事も無いと考え、了承した)
目玉ばかりだな……それならそれで……っ!!
(魔法を剣に宿し、振ると宙に飛ぶ目玉は一掃される)
(しかし数が多くてそれなりに剣を振り、魔力を消耗したが、何とか全滅に追い込んだ)
……手順の通りにスイッチを入れて、都度魔力を注ぐのか。
こうして、ここを……後はこれ……む、扉が開いたぞ。
(メモ書きを見ながら扉を開錠する手順を踏むと漸く、石造りのそれが開いて)
ここが……何もないみたいだが、それは書かれているのか?
向こうにも扉があるみたいだが……。
(そう言っていると背後の扉が閉まり、振り向くとまるで扉など無かったようで)
(何が起こったか理解する間もなく、持っている剣が異常に重くなり、剣を支えにして体を支える)
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