うん、どうせ何か委員をするなら好きなことした方が良いからね。
皆が読みたがるような本だと買ってもらい易いかな。
(真面目で成績も良いこともあって、委員を押し付けられやすく、それなら自分のやりたいことが良いと言って)
(本を読むことも本特有の匂いも嫌いじゃなく、自分からしてると照れ笑いを見せる)
それなら良かった。
困ったことがあったら相談に乗るから遠慮なく言って。
そうだね、そんなに時間が経ってるなんて思わなかったけど、
(紗枝の企みなど気づく筈もなく、ただ喜んでくれているのだと自分も嬉しくなって)
(学校生活で戸惑ったことがあったなら相談に乗ることを約束していれば、下校時間を教える音楽が流れて)
(そんなに長い時間一緒に居たのかと少し驚いた表情を見せて)
そう……かな? 自分では良く分からないけど。
僕の好きな所で良いの?
行きたいところとか、どんなショップが行きたいか言ってくれれば分かる範囲で連れて行くよ。
(これじゃデートだなと漠然と思いつつも、まだ学校にも街にも馴染んでないクラスメイトのためと思えば嫌な気持ちは全くなく)
(喜んでくれている笑顔を見ると、自分も嬉しい気持ちになっていた)
(休日までの間に自分の動向が探られ、新しい別の妖魔も現れて1度、そしてサリヴァーンの手下の雑魚妖魔が現れて一度)
(キューティー・サファイアとして戦ったデータも取られたことも知らず)
(手首に施された印が、サファイアとして力を使っている時に光るのに気付くには微かすぎ)
(またそれに気づくだけの余裕もまだなくて、知らないままに情報を提供してしまっていた)
あれっ? 僕の方が早いと思ったのに……、早いね紗枝ちゃん。
すごく待った?
最初は美術館で良い?
(待ち合わせ時間より10分前に行った彩文であったが、落ち着いた少し大人びた衣装の紗枝を見つけて驚きつつ)
(細い青のストライプの白いコットンシャツにオレンジ色のパーカー、黒のスキニージーンズで現れた彩文は)
(まず街の美術館で特別展が催されているので紗枝を誘う)
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