―さぁて、彼らにはもともと細工を施したうえで呼び出していたけど……いい活躍はしてくれたみたいね
(サファイアの眼前で破裂した妖魔の体液は彼女の胸やわき腹、太腿などに付着すると若干の熱を帯びた状態で、コスチュームと肌と擦れればそこに淡い快感が訪れる)
(もう一匹のとどめも刺そうとジャンプをする際にコスチュームが擦れると普段は男子であるサファイアの身体に快感が走り嬌声を零す)
―やっぱり……まだそういったことについては知識も薄いみたいね……
―期待して正解だったわ……直接会うのがなおさら楽しみになってきたわね
(ここ数回の戦闘に比べると矢の数も少なく若干スピードの遅い技で妖魔にとどめを刺すと妖魔は息の根を止めていた)
―あなたも用済みよ、お疲れ様
(サファイアを見上げる形でこと切れた妖魔の視界を確認するとサリヴァーンの赤い瞳を閉じて妖魔は爆散し、紗枝は普通の目に戻る)
(また、その際に爆散した妖魔からも体液は飛び散り、彼女の身体にわずかながらにその媚薬を付着させる)
(媚薬の効果は胸や太ももなどの性感帯に近い場所であるほど効果が強くなり、コスチュームや洋服が擦れると淡い快感が電流のように走り抜ける)
(それは変身を解除し、彩文の姿に戻っても続いておりコットンシャツやスキニージーンズに擦れる肌の感触からその快感が数時間の間伝わっていく)
―私もそろそろ妖魔としてちゃんと動こうかしらね
(マンションの自室に戻った紗枝は紅い瞳を輝かせながら眼下に広がる街を眺めて呟く)