(身体の異変に違和感を感じたサファイアは周囲に妖魔がいないか確認するために再度ジャンプをするがその際にもコスチュームが擦れて快感が全身を走り抜ける)
(人目のないところで変身を解除し、家に帰宅するとすぐに服を脱いでシャワーを浴びるものの淡い快感の疼きはそれ以上強くなることも弱くなることもなかった)
(そして、快感を抑えるために数時間の間部屋で待っていた)
(一方そのころ街中ではサリヴァーンがサファイアこと彩文の他にも淫魔の歯牙に掛けようと獲物を探していた)
(獲物とはいっても他の妖魔のように大規模に人間界に侵攻したり無差別に人々を襲おうというわけではないようだ)
へぇ……そう…………素敵ね
(眼下の街を見下ろしていると彩文に対して恋心を抱いていたクラスメイトが他の友達と歩きながら彼に対して告白をしようか相談をしている様子を見かける)
……ふふっ、あの子で少し遊んでみようかしら
(口角を上げて紅い瞳でそのクラスメイトを捉えると一瞬黒い霧の中に消え去ったかと思うとその少女たちがいる場所に現れる)
貴女……あの子に対して恋心を抱いてるのね?
(普段のぼんやりした顔つきとは違い紅い瞳に鋭い目つきをした紗枝は彼女たちに声をかける)
興味があって少し目を付けていたけどやっぱり貴女が一番彼へのアプローチとしては面白い手駒になりそうだわ
(普段見せていた口調や様子とはほぼ別人の様子でどちらかと言えば紗枝に似た外見の別人と言った方が近しい様子で彼女はクラスメイトに詰め寄る)
ふふ……私も貴方の恋心、後押ししてあげるわ
でもただ後押しするだけじゃつまらないから…………
(紫色の花弁が紗枝の足元から舞い上がり彼女の正体であるサリヴァーンが姿を現す)
妖魔の力、少し分けてあげるわね
(クラスメイトとその友人の服を無理やりはだけさせるとその鎖骨部分手を触れて彩文の手首に施したものと似通った紫色のハートをかたどった紋章が刻まれる)
私の正体については内緒よ、無論口が裂けても話せないように体には教え込んだけど……
(彼女たちの身体に紋章が刻み込まれると彩文に対し強い劣情と淫欲を沸かせ、さらに彩文を一人の少女に仕立て上げたいという欲求を強く抱かせる)
(サリヴァーンが正体を現した瞬間、彩文の手首に施された紋章も呼応するように淡く輝き、彼の身体を蝕む媚薬の感触が一瞬強く感じられる)