「ルビーそっちに行ったよろしくね」
『今度は何匹かそっち行ったから、アンバー任せた』
(二人は先代サファイアがいた頃から戦っており、強い妖魔が現れると三人で対処していたこともあって連携することに慣れていて)
(それぞれの得意技を繰り出しながら、手際よく雑魚淫魔を遠くから観察しているサリヴァーンの前でなぎ倒していく)
はァ……ハぁ……ハッ……こんな妖魔……ンぁ……いつもなら簡単に……。
(狭い肩を上下に大きく揺らして、頬を上気させ潤んだ瞳で妖魔を見つめるサファイアの姿は性的興奮を得た女性の表情そのもので)
(攻撃にいつもの切れは見る影もなく、快感に堪えるのが精一杯で脚も小刻みに震えていて)
(「早く倒さないと、長引けば長引くほど身体の疼きが強まって……いつまで耐えられるか……」)
(動けば動くほど、コスチュームの内側と媚薬を浴びた肌が擦れて湧き上がる快感はより強く体を蝕んで)
(弱々しく眉を歪めて魔力を拳の先や足に貯め、クラゲのような妖魔の身体に沈み込まないように注意して打撃するが)
(大したダメージは与えられず、それでも怯んだ妖魔が地面へ落ちれば、自分も地面へと降り立つ)
(その時の衝撃に強い快感が身体を突き抜ければ堪えきれず、甘い声を上げて蹲ってしまって)
はっ、しまっ……ハウっ……んぁッ……ぁんぅ……。
(妖魔が動く気配を感じて顔を上げれば、またクラゲのような妖魔は宙に浮いていて)
(震える脚に力を入れ立ち上がるが、伸びるレースのような触手を躱そうとするが)
(いつもの素早さは望むべくもなく、完全に一番感じる個所へと直撃を辛うじて逃れるものの)
(乳首や秘所の近くへは攻撃を受けてしまって、その度に身体を駆け抜ける電流のような疼き背筋を逸らし何とか耐えようと食いしばって)
(ただ攻撃を受ける毎により熱く蕩けるように擽ったいから心地いいに変わりつつある感覚に戸惑い、大技を繰り出そうとするけれどそこまで集中し切れずいた)
(「これ以上、この攻撃を受け続けた私…………」)
(身体の疼きに押し流されて正気を保てるか不安になっていて、身体は内から炙られてしっとりと汗をかいていて)
(普通の人間には分からず、サファイア自身も全く気づいてはいなかったが、攻撃を受ける度に)
(性的に敏感になった身体は、媚薬の効果も相俟って徐々に進んでいた女性化を加速さえていて)
(男性に分化したことで消えそうなほど小さくなっていた子宮は再分化を始め)
(精巣は精子の生産を止め、卵巣へと変化が始まるのにつれ大量の女性ホルモンが血中に溢れ出して)
(薄っすらと身体から匂い立つ体臭は、初めてサリヴァーンがサファイアを見た時よりも女性的な甘い匂いが強まっていた)
ハァ……ハァ……もう……ハッ……んンゥ……ァはっ……。
(まだ見た目の変化は起きていないものの、下半身だけでなく何度か攻撃を受けた胸も乳腺が女の子のように活動が始まっていて)
(どうにも出来ないままに、攻撃を躱すだけにサファイアは専念するしかない状態へ陥っていた)
「まだサファイア仕留めてないの?」
(アンバーと共にすべての妖魔を撃退したルビーは、サファイアの向かった先に弱い妖魔の気配を感じると眉を顰めて)
(放っておくわけにもいかず、消耗の激しいアンバーを置いてサファイアの元へと向かった)
【ルビーが向かったことで今回の攻撃を終了にしてクラゲ妖魔は逃げても良いですし】
【接近を感じた妖魔の動きが僅かに鈍った隙にサファイアの何とか打った矢にクリティカルポイント射抜かれる妖魔は破れる】
【どちらかの状態でルビーの到着まで勧めて頂けると嬉しいです】
【遅くなりま無為にお待たせしてしまって申し訳ありません】
【し今夜のレス投下はこれまでにします。以下凍結です】
【おやすみなさい】