(普段であれば容易に倒せていたはずの妖魔にサファイアは手間取り、その声には時折嬌声が紛れていた)
(脚も小刻みに震え、快感に疼く身体に耐えながらも魔力を帯びた徒手空拳で妖魔に応戦しているがその程度では妖魔も軽く怯む程度で大したダメージに放っていないようだった)
まだその感覚に疎いのね、ふふ……
(屋上でサファイアの戦闘を眺めているサリヴァーンは嘲る様にしながらサファイアと自身が召喚した妖魔の戦闘の成り行きを眺めていた)
(ダメージを受けてクラゲの妖魔が地面に墜落するとサファイアも地面に降り立つが、着地の衝撃にも突き抜けるような快感を受けて隙を有効活用できずに妖魔に状況を整えさせる猶予を与えてしまっていた)
……匂いが変わった、やっぱり予想はあってたみたい
(クラゲの触手による攻撃にサファイアの身体は変異を起こしており明らかに女性的な匂いが強くなっているのが感じられていた)
まだ見かけでは何も起きてないみたいだけど……やっぱりあの子、戦いを通して徐々に変化しているわね
(サファイアに変身している間は見かけ通りの少女として体や声、言葉遣いも変化しているが彼女の身体が受けた女性的な快感によりそれがさらに促進されているということをサリヴァーンは確かめていた)
良い収穫ができたわ……さて、あとはサファイアが勝てるかを見届けるだけね
(胸や臀部、わき腹や秘所など至る所に触手からの攻撃が打ち据えられ、そのたびに快感を帯びた刺激をサファイアは受けており彼女の身体のうち乳腺も女の子のように発達し始めているのが淫魔の感覚で感じ取れる)
……あっちも片付いたのかしら
(公園の方角からルビーの魔力が近づいてくるのを感じ、サリヴァーンはそちらの方を注意深く見る)
(クラゲの妖魔もその魔力の動きに反応し僅かに動きが鈍るとサファイアが放った矢に急所が射貫かれてそのまま活動を停止する)
あら、隙ができたとはいえさすがに戦士を名乗るだけはあるわね
(動きを停止した妖魔は紫の塵となって風と共に掻き消えていく)
余計な争いごとは避けたいし、あの子たちに準備もできたから私も退散させてもらうわね
楽しみにしてるわ、キューティー・エンジェルズ
(媚薬を盛られ快楽に震えるサファイアを後にし、一瞬サリヴァーンが隠していた強大な魔力を発露させると紫色の花弁となり消える)
【ルビーの到着前にサファイアの一撃で撃退した形で戦闘は終了させていただきました】
【お疲れ様です】