>>623
(「はい、わかりました」)
(彩文の手を引いた梨奈は倉庫から出て、口元に邪悪な笑みを浮かべて頭の中に響いた声に声を出さず唇の動きだけで答えて)
(そのまま手を繋いだまま壇上へと現れた)

紗枝ちゃん、お願い。
これは梨奈ちゃんにお願いされてしたことだから……誰にも言わないで。
(脚を震わせて怯え、ようやく絞り出した声も「もし皆に言いふらされたら」との恐怖に震えて)
(三人だけの秘密にするように必死に懇願して、窺うように紗枝を見るが)
(少し傾きだした陽光をメガネが反射しているのか、瞳の色それ自体がカラーコンタクトで変えているのか分からずにいて)
(もし快感を与えられる前の冷静な判断が利く状況であれば、彩文も紗枝の纏う闇の魔力に気付いたかもしれないが)
(媚薬に身体も心も昂らされ、冷静な判断が利かなくなった状態では紗枝の正体に気付く余裕は全くなかった)
……嘘なんて……ボク……自分の体に嘘なんてついてなんて……ン、ンァ……いない……ハァ……ぁンッ……よ。
(まだ乳房の膨らみのない胸を摩り、スカートの盛り上がりではなくその周辺を撫でていた梨奈は唇に耳の先端を含んでから)
「彩ちゃん、三人だけだし嘘つく必要ないよ。
 本当は嬉しいんだよね、女の子の恰好……だってこんなに身体は悦んでいるもの。
 うん、分かった。紗枝ちゃんもそこで見ていて」
(また催眠を掛けるようなゆったりとした口調で、耳穴にそのまま言葉を囁くように紡いで)
(女子用のウエストが締まったブレザーの肩を半脱ぎさせ、ブラウスをはだけさせ)
(ブラウスの上から弄っていた乳首を、スポーツブラをたくし上げ晒して、人差し指と親指の腹でまだ小さな乳首をすり潰すようにしながら)
「そうだね。彩ちゃんの……ここ……気持ち良くしてほしいって私に言ってる」
(まだ梨奈も処女で一途でまだ清潔感のある少女で、正気ならそんなことするなんてありえないが)
(妖魔の淫紋と媚薬の操られれば妖しく邪悪な笑みを浮かべて、彩文のスカートをたくし上げ、ショーツを脇にずらし)
(皮が被ったままのペニスを取り出して、紗枝の方へ向けて扱きだす)
んァ……梨奈ちゃん……ハァ……ハゥ……止めて……こんなの……ン、ンクゥ……いけない……くッ!!
(オナニーも知らなかった彩文は倒錯の中でペニスを好意を持っている、今は恋人となった少女に弄られれば)
(昨日感じたのとは別の快感と上半身には同じ快感を与えられて、身体を震わせて)
(媚薬に身体を火照らせられ、思考を縛られていなければ少女の力など跳ね飛ばせた筈だがそれも敵わず)
「嘘じゃないよ。彩ちゃんすごく気持ちよさそうだもん。
 このまま乳首弄られて女の子と快感と男の子の快感感じながら、女の子としてイッちゃおうか」
(ゆっくりと扱いている間に皮が剥け、ピンク色の亀頭はカウパー液なのか愛液なのか分からない粘液濡れていて)
(梨奈が扱くスピードを少しずつ早めていけば、クチュクチュと卑猥な音を発し始める)
嘘じゃない……ボク……気持ち良くなってる?
そんなの……ちがっ……ハァ、ハッ、ハゥッ……女の子の服で……ぁハッ……女の子として……ン、ンァ……イッちゃうの?
(イクという単語も分からにまま、体内で膨れ上がる快感をもう押しとどめることは不可能で)
(脳に刷り込まれるようなゆったりとした梨奈の声に導かれて)
「ねぇ、私にイクの見せて。怖がらないで……彩ちゃん……イッちゃって」
あハッ……はァ……ハァァ……もう……イッちゃう!!!
(彩文のペニスの先端からは勢いよく白い精液が多量に射精されるが、まだペニスは硬いままで)
「ねぇ、今度は紗枝ちゃんが彩ちゃんをイカせてみる?」
(ニヤリと邪悪な笑みを浮かべたまま梨奈は紗枝に問いかけた)