……うん、彩ちゃんのイく姿…………見てあげてね
(最愛の人が目の前で絶頂するさまを見せつけるために紗枝は淫魔として、人間の行える範疇の技術を尽くして彩文を絶頂に至らせる)
……とっても似合うよ…………自分で思ってるよりもずっと…………ずっと……
(彩文にそう言い聞かせながら身体に回した手は動きを止めずに彼の身体を責め立てる)
ふふ……ほら、イきなよ…………気持ちいいんでしょ?
(耳元で優しく語り掛けながら彩文を絶頂に導くと彼の身体はびくりと強く反応する)
……
(彩文の竿を手で支えながら絶頂で吹きだす精液を受け止めてその様子を冷静に眺める)
(当初は白く精子の混じっていた液体は次第に色が薄くなっていき、最終的には愛液のような透明な粘液が先端から零れ落ちていた)
これでいいの…………うん……
(力なくぐったりと崩れ落ちる彩文を支えながらゆっくりと壁へ持たれかけさせると、たくし上げられたスカートとずらしたショーツを元に戻す)
(その際に触れた彩文の男性器は陰嚢が消え失せ、同年代の少女のように何もない状態へと変化していた)
……お疲れ様、彩ちゃん
(彼の耳元でそう囁くと手に付着した彼の最後の精液を舐め取る)
ん…………久しぶりに味わうけど人間のものは…………やっぱり美味しい
(精液から徐々に愛液へと変わっていくグラデーションがかった味わいに舌鼓を打ちながら彼の精液と愛液を舐め取っていく)
どう……?
梨奈も…………こっち側に来てみない……?
(彼らの催眠を徐々に解いていく最中、紗枝はサリヴァーンとして梨奈へ語り掛ける)
…………こうやって…………男の子を快楽の園に堕としていくの……
……可愛いでしょ?
(疲れてぐったりしている彩文に目をやりながら、彼女の口元へ手を伸ばす)
(高位の淫魔であるサリヴァーンにとって人間を一人妖魔へ転生させることは造作でもないがあくまで彼女自身の美学として本人の同意のうえでそう言った行為を行わせていた)
(更に言うのであれば今後彩文を手籠めにするにあたり彼女の存在はどこかしらで必ず支障になるため完全に手の内に収めたいという思惑もあった)
―断ってもいいしいつでも返事は待ってるわ、ただ……今日あったことは『全部』私との秘密よ
―彩くんとのことも、私の正体も……全部ね
―貴方ぐらいだったらいつでもこの子みたいに……いえ、それ以上のるつぼに堕とせるから話せないでしょうけど他の人に話すようだったら楽しみにしておきなさい
(深紅の瞳が梨奈を捉えると彼女に今日の出来事を口外できないよう深層意識にプロテクトをかけて彼女の心理に語り掛ける)
…………今後ともよろしく……ね、梨奈ちゃん
(再び元の紗枝の瞳に戻るとぼんやりとしながらも優しい顔つきで彼女に語り掛けて笑みを投げかける)