>>633
貴女の覚悟、受け取ったわ
(以前会った時と同様に、否……それ以上に頭全体に響くような妖艶な声が梨奈の声に響き渡り妖魔サリヴァーンは黒い霧の中からその姿を現した)
(黒を基調とした紅いゴシックドレスと銀色の長い髪、闇夜に煌めく赤い瞳はかつて彼女が見ていた紗枝からわずかに正体をのぞかせた姿よりも恐ろしく妖艶な姿であった)
約束通り準備してきてくれたみたいね、それじゃあ早速準備させてあげる
我、サリヴァーンの名をもって命ずる……この日をもって新たなる同胞を迎え入れる
(声高らかにそう宣言すると梨奈の唇を奪い、彼女の体内に多量の妖力を流し込む)
(彼女の身体は急激に熱を帯び始め、湧き上がる淫欲と劣情は人間のそれとは比較にならないものであった)
ようこそ、こちら側へ……淫魔は貴女を優しく迎え入れるわ
ちょっと邪魔が入るみたいだから待ってて頂戴ね?
(サファイアの気配が近づくのを感じると、サリヴァーンは梨奈にそう伝えて戦闘態勢を整える)
(梨奈の身体にはやがて下腹部に若い淫魔に現れるハートをあしらった淫紋と肩甲骨に羽の様な紋章が紫色に現れ始め、秘所は常に熱い疼きを帯び始めていた)
(彼女が淫欲に負けて秘所に手を伸ばし始めると私服の裾や袖からわずかに紫色に光る塵が零れ始めて魔力に寄る変異が現れ始めていることがわかる)

……初めまして、になるのかしらね?
私はサリヴァーン、淫魔の元締めの一人をさせてもらってるわ。 今後ともよろしくね?
(礼儀正しく挨拶をするが彼女の周辺は淫魔の空気により、媚薬が振りまかれておりサファイアのいる木の上からは想像もできないほどに甘い香りと淫猥な空気が漂っていた)
(また、周囲に舞う蝶は周辺の認識を歪めサリヴァーンの近くにいる梨奈のことをサファイアに認知させないようにする役割を帯びていた)
そういえば……クラゲの淫魔はどうだったかしら? 随分楽しんでくれていたようだったけど
(サファイアを煽るような狡猾な笑みを浮かべてサリヴァーンはそう訊ねる)

【大変お待たせしました、本日もよろしくお願いします】
【梨奈の私服はどういった格好で来たか記載していただけるとロールにも反映しやすくなってくるのでよろしければ記載していただけると幸いです】