「ええ、約束通りに準備してきたわ。
それが紗枝ちゃんの本当の姿なの? サリヴァーン」
(立ち襟とフリルに彩られた淡いピンクのブラウスにアイビーのリボンタイ、膝上10cm丈のAラインの襞の細かいタイと合わせたプリーツスカート)
(黒に小さな花柄のオーバーニーソックスに、オフホワイトのコートを羽織り、背中には小さな天使の羽を模した赤いデーパックを背負って)
(次に彩文とのデートに着よう考えていたコーディネイトで現れて)
(目の前に居る紗枝の面影を残しつつも、遥かに妖艶な姿の淫魔を見つめて)
「仲間になれば、私の彩ちゃんへの想い遂げさせてくれるの?
ン、ンンゥ……」
(女の子の姿をした彩文を喘がせ弄びたいとの想いを遂げさせてくれるかを問えば、答えは無く唇を塞がれて)
(圧倒的な妖力が口から注がれれば、ピクリと身体を硬直させて受け入れて)
(「なにこれ? 凄い……彩ちゃんを裸にして……いっぱい犯したい……」)
(一気に身体の奥から湧き上がる熱が全身に広がり、それにつれて淫欲と劣情は遥かに強くなって)
(女の子の恰好をした彩文を見たり、軽く弄ったりしたいだけだった気持ちは、より強く犯して喘がせたいまで変化をして)
(妖力を注がれ虚ろになった瞳は、淫欲の強まりと共に光を取り戻すが、その光は清らかなものではなく)
(劣情に満ちた妖しく煌めく紫色の瞳で、下腹部にハートの淫紋と肩甲骨に羽のような紋章が現れると快感に耐えかねて自分の身体を抱きしめる)
「……はぁ、はぁ……身体蕩けそうなほど気持ちいい。
アソコ……熱くて……もう……」
(淫魔に生まれ変わたばかりの梨奈が強い淫欲を抑えられるはずもなく、短いスカートをたくし上げ)
(躊躇うことなくショーツの中へと手を伸ばし、割れ目に指を沈めてかき回し始めれば)
(淫欲に濡れた秘所からはクチュクチュと淫猥な音と、紫色の光る塵が梨奈の周りに漂い始める)
そうね。貴方の気を感じたのは初めてじゃないけれど、姿を見るのは初めてかしら。
私は……消し去る相手に名乗る必要もないわね。
元締めの一人を倒せばこの街も少しは静かになるかしら?
諦めなさい、よろしくなんてしないし、お覚悟はよろしくて?
(ここ数日女性化が進んだことは悪いことばかりではなく、変身したサファイアの力をかなり強めていて)
(それがサファイアの自信となって、今まで以上に高飛車に相手が今までより強くとも何とかなるとの楽観を与えていた)
クラゲ淫魔…………、確かに貴方に似た波動を感じるわね。
……楽しんでなど……いないわ!!
(クラゲ淫魔に苦戦したことと甘い痺れを伴った攻撃は、名前を聞いただけでここ数日淫夢に蝕まれたサファイア=彩文の記憶に鮮やかに浮かび上がってきて)
(悔しそうな表情を浮かべ、狡猾な笑みを浮かべ煽るサリヴァーンに、戦い慣れたルビーやアンバーなら挑発に乗らなかっただろうが)
(まだサファイアを始めてまだ半年に満たない彼女は、怒りに任せたままサリヴァーンの居る同じ平面に降りて)
(手と足に魔力を込めて素早い突きと蹴りを繰り出すが、流石に上級淫魔であるサリヴァーンに寸での所で躱されてしまう)
【梨奈の服装を考えていて遅くなりました。改めてよろしくお願いします】