>>648
そんなことは無いと思うけど? 淫魔の貴方にお似合いだわ。
(耳に届いた左腕に関するサリヴァーンの呟きに、人にあざ為す存在の妖魔には似合っていると皮肉って)
残念ね。もう少し油断していてくれれば、たとえ微かに身体が残っていても立場は変わっていたのにね。
(気持ちだけでも負けないために、相手を挑発し万が一隙が出来れば一旦引くつもりでいて)
(なるべく浅い息で身体に取り込まれる媚薬を含む空気を減らそうとするが、一切を立てない以上)
(少しずつ確実にサファイアの身体は発情しやすく火照り始めていた)

ハァ……ハァ……ハッ……、貴方のは……ハッ……ハゥっ……ハッ……。
(注がれた媚薬が全身に浸み込み敏感になった身体は、呼吸をすることさえ微かな快感を生み出し)
(言葉を紡ごうとすれば、口腔内の薄い粘膜はヒクヒクと疼いて、そのまま言葉を発してしまうと違うことを言いそうな気がして)
(「貴方のは最悪な味」と答えるのを躊躇って飲み込んでしまう)
くッ……あっ……ハゥっ……ん、ぃやっ……。
(身体を捻り何とか抵抗を試みても、魔力を吸われ体力も消耗したサファイアが出来ることはほとんどなく)
(身体を捻って肌がコスチュームと触れ合った部分が熱く火照り、唇はまたキスを求めているかのように薄く開かれてしまう)

…………勝手にすれば良いわ。
(短く鋭くなるべく影響を得ないように言葉を発し、快楽に潤み始めた瞳に再度強い意志の光を灯しサリヴァーンを睨みつけるが)
(右腕が頬を這い、首筋を伝い、乳房から脇腹を通り何かを暗示するように下腹部を通り、臀部を撫でられると)
(それだけで快感が湧き上がり、口を真一文字に閉じ身体を捻り堪えようとするが、その動きさえ微かな快感へと変わって眉を顰めて)
…………。
(分かっているのなら聞く必要もないであろうと反論したい所であったが、今は身体中で燃えあがりかけている快楽の焔に耐えるのに一杯で)
(快楽に弱く下がりかける眉に力を込めて、じろりと青い大きな瞳でまた睨みつけるが)
ハゥっ!! ン……ンぁ……あっ……。
(秘所の近くを鋭い爪先が触れる僅かな振動さえ、今は小さな快楽に変わっていて堪えきれぬ嬌声が開いた唇から微かに漏れる)
……いゃっ……ン……止めて……。
(ウエストから縦に下へと降りた左手人差し指の鋭い爪がスカートとパニエを割くと)
(魔法の効果で女性の下着に変化した刺繍の飾りがある青いショーツが現れて、思考さえ変身で女性へと変わっているサファイアは)
(襲って来た不安と恐怖に止めるように声を上げてしまう)
(サリヴァーンの眼前に晒されたショーツには、小さいとは云えペニスを示す膨らみはなく完全な女性器がそこにあることを示していて)
……ハァ……ハッ……そんなの…………ンはぁ……。
(秘所に純潔を問うためにサリヴァーンの吐息が掛かっただけで、割れ目はヒクつき快感を生み出し)
(左腕から垂れ落ちる地面に溜まったタールをじっと見ていると、その中から何本かの触手が現れ)
(それを見たサファイアは嫌悪に顔を背けて何とか身体を揺らし拘束を解こうとするが叶わず)
(触手は服や肌に触れた時に冷たい感触を与えながら絡みつき、表面のヌメヌメした粘液が肌に付くとその場が急に火照って来て)
ええ……私は……ハゥ……屈したり……ァハッ……しない……ンァァ……んだから。
(裂けた場所やコスチュームの上から触れられただけで、今までより強い快感がサファイアに良くない未来を想像させるが)
(下がりかけた眉を吊り上げ、不安が宿る瞳に意志をもう一度込めるが)
ンァッ……ァンゥ……アハッ……ン、ン……。
(乳房をコスチュームの上から揉まれ、人差し指と親指で乳首を摘ままれると鋭い快感の痺れが身体を駆け巡り)
(女性として発達している個所を集中して責められれば、堪えきれず唇を大きく開き甘い声を上げてしまっていた)

【お待たせしました】