私は……大丈夫、だから…………
…………彩くん
(残っていた媚薬の効果に嬌声を零した彩文を心配そうに見つめる紗枝だったが、その瞳はどこか快楽に悩まされる姿を愛おしく見ているような節もあった)
本当に…………困ったことがあったら……言ってね…………
(授業が開始するチャイムが聞こえると紗枝はそう伝えて自分の席へと戻る)
(そのまま授業は進み4時間目の体育の授業になる)
(紗枝は左腕のケガのこともあり授業を見学しており、彼女は彩文たちのバスケットボールの様子を伺っていた)
(彩文の立ち回りは普段や戦闘中の彼からは想像できないほどに繊細さを欠き、吐息もどこか熱を帯びた物へと変化していた)
……
(そんな彼の様子に他の生徒よりもいち早く過敏に紗枝は変化を感じており、彩文から漂う匂いが少女のものにより一層変化しているのが伝わる)
…………すいません、ちょっと怪我の調子が良くないので保健室に行ってきます
(授業の中盤頃彩文は教師に許可を得て体育館を出ていくのを見ると紗枝も一応教師に一言伝えてからその場を後にする)
……
(音もなく彩文の後を少し遅れてついていき、来客用の女子トイレに入ったことを見ると紗枝もそのあとに入っていく)
彩くん……そういうのは我慢してると…………身体によくないよ……?
(個室に入った彩文に声をかけると最初から鍵がかかっていなかったかのように扉を開けて中に入る)
やっぱり…………ほら、彩くんの身体……刺激を求めて疼いてる…………
ズボンの下も多分そうなってるから……まずは……服…………
(擦れるたびに快感を与え続け、シャツ越しに浮き出る乳首の周辺に手を触れたあと、彩文のシャツをたくし上げる)
(ズボンも膝下まで下ろそうと試みるが右腕のみだと下ろせずにウェストに手をかけて軽く引っ張ることしかできなかった)
一回発散すれば……授業中くらいは…………治まると思うから…………
(紗枝はそう言い彩文のわき腹を優しく撫でる)
【お待たせしました】
【そうですね、梨奈につきましてはルビーかアンバーに発見された後に浄化されて熱意や元の快活さも失った状態で彩文から手を引く形でしていただけると幸いです】