ハァ、ハァ、ハァ……ハッ……ハッ……ハァぁ……。
(絶頂を迎えて抱きしめられて、彩文も紗枝の身体に手を回して抱き着けばなぜか心が休まるのを感じて)
(涙を掬い取られるのをじっとして受け入れ、頭を撫でられると嬉しそうな笑みを浮かべる)
うん……ハァ……ありがとう、紗枝ちゃん。
なんか……ハァ……落ち着いて……ハァ……ンゥ……すっきりした。
もし……ハァ……またなったらお願いするね。
(体操着を元に戻されると、朝からずっと感じていた乳首の疼くような痺れがかなり納まり)
(紗枝が淫紋へ向け収まるようにごく弱い魔力を注いだのにも気づかず、ただの親切心と受け取って笑みを浮かべ)
(渡されたハンカチで汗を抑え、口の周りを綺麗にして)
あっ、紗枝ちゃん、さっき……ンハッ……ここ女子トイレって言ってたよね?
本当にありがとう、助かったよ。
(昂ったままの深い吐息をたまに響かせつつも、気分は清々しく絶頂で上がった息も少しづつ落ち着いていく)
えっ……あっ、うん……良いよ。
今のところ用事が特にないから大丈夫……ハァ……フゥーッ。
(最初は言葉に驚き、梨奈との予定を少し考えるが、特に今のところ予定はなく)
(梨奈には悪いと思ったが出掛けることを受け入れて笑う)
えっ……あっ……うん。この前は行けなかったけど、案内するって約束したもんね。
ボクは今度のお休みの日なら何時でも良いよ。
(すっかり息も落ち着てきて表面上は落ち着きつつも、また少し肌がさらにきめ細かくなる変化を見せていることに気付かず)
(何時にするかを提案して、紗枝の計画には全く気づいていなかった)
ねぇ、もう落ち着いたから、外の様子見てきてもらってい良い?
(紗枝に女子トイレから出るとこを見られないように偵察を頼み、OKが出ると残り数分の授業に戻り)
(その日の午後は無事に放課後を迎える)
紗枝ちゃん、今日は本当にありがとう。
図書委員があるけど、もしよかったら一緒に行く?
(朝の昂りが嘘のように落ち着いた彩文は図書当番の日で、本が好きな紗枝を誘う