ぶちゅん
ばちゅん
互いの体液の混じった液が牛人の腰が叩きつけられ、肉の破城槌が子宮口を打ちのめすたびに、湿った音を立ててあふれ出し、床に水たまりを作っていく。

「ひぐぅ、ひぁんっ…やっ、やだぁッ…なんでっ、どうしてぇ…気持ちいいッ…こんなけだものにっ、犯されてるのにっ」
子宮口に押し当てられる生命力に満ち溢れた肉茎、ロイドの一度の射精よりも子種というマナを大量に含んだ我慢汁。
いずれもがより強い子孫を残したいという、魔族の雌の本能を刺激していた。
淫毒のためだけではなく、雌の本能が強い雄に犯され孕まされる魔族本来の悦びを多幸感という形でヴェスパの理性を蝕んでいく。

『ブモォォォォッ!!』
牛人の腰遣いが激しくなり、子宮を押すつぶすようなピストンが続く。
半分近くを咥えこんでいた膣道が瞬間的に三分の二を咥えこませる。
そのたびに頭が真っ白になり、多幸感と淫毒のもたらす快楽が、痛みをさらなる快楽と誤認させる。

「ひぎっ、やっ、やめ、だめっ…ぃぃっ、いぐっ、やだ、怖い、助けてっ、ぁあんっ、やぁ、ロイドっ、ロイドっ、いいっ、気持ちよくてっ、やだっやぁぁ」
未曽有の快楽はまるで嵐の海のように理性を揺さぶり、その快楽と幸福感はロイドと同衾した時の比ではなかった。

ぼびゅる、ぶちゅる。
ぶびゅるっ、びゅぐるうぅぅぅつ
一際肉茎が太くなったかと思うと、すさまじい量の白濁の溶岩流が膣道に流れ込む。
膨れた肉茎が膣道をみっちりと占有し、精液の逆流を許さない。
それゆえに子宮口から子宮の中へと特濃の淫毒が流し込まれる。

「ひぅっ、やらぁ、らめっ…ろいろぉ…ろいろ、ご免ねぇ…いいっ、らめぇ、いっちゃうぅぅ」
今までの悲痛な喘ぎとは打って変わり、満たされたような蕩けるような顔と嬌声で絶頂に達する。
(大丈夫…避妊魔術は最初に効果があるのはわかっている…)
かつての夫との幸福な愛の交歓など、児戯に感じるような快楽と、幸福感に流されながらも、必死でロイド以外の子を孕まないと思い込んでいた。

魔術とは認識によって構築される。
ヴェスパが知っている男の射精はあくまで同族から見ても貧弱な性器と生殖力の男の射精だけであった。
殺精結界は最初の先走りで焼き切られ、今や特濃の孕ませ汁が、発情しきり強い雄の精子に犯されることを望んだ子宮に、そして排卵されたばかりの卵子へと注ぎ込まれていた。

【説明が多くなっちゃったけど、これで巣でのセックス中に、高速着床受胎みたいな感じで行きたいな】
【ちょっと今日はバタバタしていて、疲れが出てきているみたいだ。だから、万が一寝落ちした時のために。一応次に会える日を聞いておきたいな。私は喫緊だと月曜、火曜の20時ぐらいになると思うのだけど】