>>407
はぁ…寝る前なんですから手短に頼みま…!?
(まさか図星とは…なんて言いたそうな呆れ声の直後、
魔物に負けてしまってサキュバスにされたとよりによって本人から見聞きことに。
先輩騎士の戦死の伝えを聞くことは決して珍しくないが、
こんな形の伝達を聞くことになるとは全く想定外…絶句してるのが丸わかりだ。)

そ、それはまた…っ。災難だったと言うか…。それで?
まさかの見習いのボク一人を悶々とさせて睡眠不足にするために来たっていうんですか?
(聞いてもいない…とはいえ話すほか無い彼女の身に起こったこと。
それは今から寝ようとしていた彼にはあまりにも刺激的な内容で…
元から美少女だと意識していたので顔を向けにくいのもあったけど、
窓枠に腰掛ける彼女の顔を見られないくらいに色々入り混じった胸中でした。)

討伐するかどうか判断するのはまだ早いでしょう?
悪意のない魔物は見逃せってボクに教えたのはどこの誰か忘れたんですか。
…とはいえ、このまま逃がすわけにも行きませんからね。
するかしないかは別としてボクの部屋には居てもらいます。
(魔物になったとはいえ仲間で先輩だった彼女を討てる程非情でもなくて。
窓枠に腰掛ける彼女の腕を引っ張って部屋の中に引っ張り込むと、
自分が寝ようとしていたベッドに腰掛けさせ、自分も隣りに座ってしまう。
傍から見たらいい雰囲気の男女に見えなくもない。)