(少女と視線が合えば「マズイ」と一瞬思うが既に世捨て人だからと開き直る)
(てっきり蔑まれると思っていたのに微笑んで会釈されたのには驚くが)
(反射的に微笑を返すものの、慌てたためにぎこちなくニタァという不気味な笑みになった)
ハァ……
(それに引いたのかは分からないが少女は背を向けてしまい、男は残念そうに息を吐いた)
(もっと胸を拝ませて欲しかったという欲望に正直な溜息が聞こえたのだろうか)
(少女は─勿論偶然だろうが─胸の代わりに素晴らしい物を見せてくれた)
(前屈姿勢に合わせて捲れ上がったパーカーから見える脚線美)
(当然男は美しさに見惚れたのではなく、タイツに包まれた女性的なラインをギラつく視線で凝視する)
(有るはずのスカートが見えないことも気にせず、ただ見たいという欲求のままに見る)
(その後咎めるような視線を向けられてもノーダメージで、むしろ羞恥を感じさせる表情にそそられる)
(去っていく少女の後ろ姿を眺めながら、ズボンに雑に手を突っ込む)
(何ヶ月、いや何年振りだろうか勃起した息子を握り、その硬さに満足しながら下着から飛び出させる)
(流石に日が沈む前にシゴくことはできないが、沈めばすぐに始められる臨戦態勢)
(ボロボロのズボンの前を大きく膨らませながら、さっきの光景を忘れないように何度も脳裏に蘇らせていた)
(それから10分くらいだろうか)
(まだ興奮冷めやらぬ息子をいきり立たせたまま少女の姿を思い返していた時)
(突然聞こえた声に仰天して目を丸くしながら顔を向けると、そこにはさっきの少女が立っていた)
(どうして、いつのまに、という疑問が浮かべながら視線は性欲に正直に少女の体を見回す)
(やはり美しくそして男好みの身体つきに思わず舌舐めずりしたくなるほど)
(見惚れそうになるが、流石に黒から白への変化は鈍い男でも気付く)
(タイツを脱いだ理由が何なのかはまるで分からない)
(わかるのは、露わになった太ももが豊かな胸と変わらないくらいに男を誘う凶器であることだけだ)
ぁ、ああ……こんばんわ
(挨拶を返す前にたっぷりと視姦してからようやく口を開く)
どうしたんだい、お嬢ちゃん…
こんなオッさんに近付いたら襲われちまうぞ?
(注意を促すような言葉と共に、背中を後ろに倒し腰を軽く浮かせる)
(大きくテントを張ったズボンを見せつけるのは少女の反応を見て楽しむためだった)
(世間体など気にせず、欲望に忠実な行動にこの美少女はどういう反応を見せてくれるのか──)
【流れ次第ね、了解。こちらこそよろしく】