そうかも知れねぇな?
ん、ぉ…おう……
(実際にそんなしょっちゅう人を襲う訳ではないが思わせぶりな返事)
(微笑んだままの少女は男が痴漢だと分かっていて何故そうも余裕なのか)
(内心で戸惑っていれば、次の少女の行動に更に困惑させられる)
(拒む理由も無くて隣に座る姿を目で追う男の鼻に少女の匂いが漂ってくる)
(それだけで元から硬かった息子がバキバキになるほど下半身に血が集まるのを感じた)
……そんな風に言われたのは初めてだよ
(少女の言葉も瞳もあまりにも真っ直ぐで思わず怯む)
(視線をずらして恥ずかしがっているのか居心地が悪いのか分かりにくいが、とにかくボソッと呟いて)
(その後に「本当に素敵だったらこんな所にこんな格好でいねぇよ」と呟く声は更に小さい)
ふん……そうなのか
それが本当なら、親父さんも俺と同じで随分と不器用なんだな
(少女の呟きに疑うことはなく、かと言って必要以上に立ち入ることもなく相槌を打つような言葉)
(遠くを見つめるように公園の木々を眺め、それから少女の方を見て)
(真面目なトーンで話した直後なのに太ももに目が吸い寄せられてしまう)
(そのことに罪悪感を抱きつつも、上目遣いの少女の瞳を見れば)
……迷惑なんかじゃねえよ、好きにしろ
(気圧されるようにして頷くしかできずに、乱暴な口調ながらも接近を許してしまう)
(本当ならこちらから迫るつもりだったのに逆に距離を縮められ、だからと言って襲うことができない)
(あまりにも無防備な少女で、男の方は相変わらずズボンの股間を盛り上がらせたまま)
(金具を引っ張りファスナーを下ろせば、熟成されたような雄の匂いを漂わす逸物がすぐに飛び出る状況)
(それなのに男は、肩に頭を乗せて身を寄せてくる少女に指一本触れることができなかった…)
【ご褒美があると聞かされたら我慢するしかないよな】
【どんなことをしてくれるのか楽しみだ】