>>31
(どうしたものかと思っていると少女の方を見るといつの間にか目を閉じている)
(まさかこんな見ず知らずのしかも汚いおっさんの方で寝たのか)
(信じられない思いになりながらも小さく溜め息を吐く)
(襲い掛かりたい気持ちはあっても、寝込みを襲うのは流石に躊躇われる)
(ある意味では、これで本能が落ち着くだろうと思っていたのだが…)
…………
(少女が身じろぎすると形を変える胸の膨らみや太ももの付け根のギリギリさ、そして怪しく光る唇)
(寝ているからこそ遠慮なく見られるそれらが男の理性を再び揺さぶってきている)
(加えて少女の手が膝の上に乗ってきて、さらには男の腕に押し付けられるような柔らかな感触)
(無防備に寝ているからこその展開とは承知していても、誘われていると感じる男を誰が責められるだろう)
(年甲斐もなく緊張したような動悸が生まれて、少女の体に触れたいという欲求と留まれという理性がせめぎ合う)
おいおい……マジか…
(腕や肘に当たる感触をどうしても意識してしまい視線を向けると、そこには豊かな膨らみの谷間)
(パーカーのジッパーを下ろせばすぐにでも飛び出しそうなたわわな果実に、普段なら遠慮なく舌舐めずりでもしただろう)
(全身が男を惑わす凶器のような少女なのに、その顔だけは無垢な天使のようでそれが男を試してくる)
(純真な少女を穢したいという欲望と、父を重ねてみたきた少女の信頼に応えたいという思い)
(もう何も得るものも捨てるものも無いと思っていた男としては信じられないことに、その二つを選ばなければならなかった)
(相変わらず股間は膨らみ、早くズボンの中から出さなければ痛くなりそうなほどに硬くなっている)
(最後にそれを使ったのがどれ程前か覚えていない)
(何年、いや十何年前だろうか)
(まだ普通に働いて、金にも余裕があった頃の遠い昔の話だ)
(それも相手は恋人なんかではなくて風俗嬢で、ゴムをした状態での一時の快楽の為)
(今この少女を押し倒せば、芝生に敷いた段ボールの上で無理やり生で挿入することも可能)
(大声を上げて助けを呼ばれる前に夢中で腰を振り胸を揉みしだいて、最後には溜め込んでいた精子を全て注ぎ込む)
(こんな美少女を孕ませることができれば、それだけで生きている意味があったと思えるほどの快感に違いない)
(かつて無いほどのチャンスが目の前にはある)
(それを物にできるなら、今こんな所にはいなかっただろうが…)

……ふぅ、っ……はぁ……
(結局、男は少女の純粋な表情に負けて、手を出せなかった)
(ただその体だけは正直に、少女の指の感触が近付くのに合わせて肉棒がより一層脈打って震える)
(呼吸は荒くなって、少女が目を開ければ発情しているのが丸わかりな吐息が吹きかかり、赤い顔が目に入る)
(手は出せなかったが、既に限界だった)
(もしも少女が少しでもその表情を崩して誘う仕草でも見せようものなら…)


【何とか耐えたけど、ヤバいね】
【もしも第三波があるならその時は…】