色気のない下着……敵国においてはフルバックデカパンと呼ばれている下着の上から尻を撫でられる感覚にこそ我慢していたものの
アヌスに敵王に指を伸ばされた時思わず「ひっ」と声をあげてしまうレティシア
だが何とかその声をすぐに誤魔化すよう平静を取り戻そうとする
恐らく処刑に先立ってほぐそうとしているのだろう、ゴツゴツした指の感覚がどうにも馴染まない



『このデカいパンツは見えてもいいやつなのか? 』
『さんざん見せつけやがって、よくも興奮させてくれたな? わかっているのか? お前の下着のせいでどれだけの兵士が犠牲になったか……? 』

「さきほどは色気がないと言っていたのに……あなたの色情のせいでどれほどの兵士が犠牲になったのですか……!」

戦場で孤立してしまったレティシアをその場で討ち取ることはたやすいことだったはずだ
だが、この王はレティシアを生け捕りにすることにこだわったために戦いをいくらか長引かせ
結果、双方の軍に少なからぬ追加の被害を出したのだ

侮蔑するかのようにはぁ、とため息を付くレティシア
自分が串刺しになることは恐ろしい、だがそれ以上の軽蔑を目の前の男に覚えてしまった
それが幾ばくか彼女の恐怖を和らげてくれた

「もちろん、見せていいものではありません……ええ、それならば……!」

ゆっくりと後ろ手に縛られた手の指を彼の国においてフルバックデカパンと呼ばれている下着の布に差し入れ
怒りを込めて力いっぱい引き裂く!
白い布切れと化したフルバックデカパンがはらりと落ち彼女の形の良い尻と
処刑に際して陰毛を剃っておいたきれいな性器があらわになる
だが不思議と恥ずかしい気持ちはもうなかった
そう、この男の欲情の対象を引きちぎってやったのだ

むしろせめてもの抵抗に、せいせいした気分すら覚えた

『さて、今からこいつをお前のケツ穴に入れるわけだが……本当に怖くないのか? 』
「処女のまま……神の身許に旅立てるのですね、なら恐くはありません」

正直、串刺しと聞かされた時、乙女の女性器を槍で突き破られることぐらいは覚悟していた。
それに比べればきっとずっとましだ。
アヌスを貫かれるのはヴァギナよりはずっと長く苦しむと言う。
だがこの太さなら恐らく杭はすぐに彼女の内臓を傷つけ、比較的苦しまず彼岸へと送ってくれるはずだ
そもそも油でも塗らない限り入るサイズではないはずだ。

言葉に応じて処刑台の中央に据え付けられた鞍馬をまたぐよう腰をおろし
上半身を倒してかたちのよい尻を突き出す

「姫様……ご武運をお祈りします。今までレティシアは幸せでした。」

【はい少しづつねっとりとお願いします】