【遅れてすみません、では書き出し投稿させていただきます】

そこらの犯罪組織とはまったく雰囲気の異なる
軍隊か、あるいは警察か……よく訓練された集団に
組織のアジトを襲撃されてスタングレネードで意識を奪われたレジーナ

彼女が次に目を覚ましたのは無機質な部屋のベッドの上だった
ほかに部屋の中にあるのは机と簡素なつくりの洋式トイレのみ

その机のうえにはまるで着替えろとばかりに白く短い
シンプルなワンピース・スカートが折りたたんで置いてある


彼女が自分のまわりを一通り確認し終えた頃
どこにスピーカーが据え付けてあったのだろう

「レジーナ・スティレット……お目覚めですか?」

若い女の声が響き、続いて入り口の扉の向こうから数人の気配

「こちら国家保安局第三課、貴方の身柄を拘束させていただきました」