>>24
「なっ………ウ、ウソでしょ……?」
「嫌だ……バカ…じゃないの……"あんなの"を私に……」

G-SS。この薬品は他でもないレジーナが造り、名付け、実験したもの。
過剰に投与すればどうなるのか。何度もこの目で見て見てきた。
それをレジーナに投与すると、女性は言う。

足が震える。息が乱れる。恐怖に歪み涙を流すその顔に初めの余裕はなくなっていた。

震えた声で呟くレジーナをよそにエージェントの1人が扉を開く。
白い壁、拘束具付きの椅子。レジーナは自分の研究室の実験場を思い出し背筋に悪寒が走った。

「きゃぁっ……!!……い、嫌だ嫌だっ!…ごめんなさい許してくださいっ……!」
「やだ……やめて……ころさないで……おねがい……!」

身体を飛ばされ抵抗する間も無く椅子に拘束されてしまう。
体の震えが止まらない。涙溢れる目でエージェント達を見つめ掠れた声で命を乞う。
一瞬返された眼差しはレジーナをヒトと思っていないような、そんな眼差し。

「やだ………しにたくないよ……」