>>33

「ぁ…………ぅ………っ…」

嬉々として薬を造る自分と、苦しむ実験台を見て快感を得ていた自分がフラッシュバックしてくる。
組織になんて入らなければ。そんな考えがよぎるがあまりに遅すぎた。

手足はもう動かない。
痛い。苦しい。レジーナの頭の中はその二言だけになっていく。

吸えているのかも分からない空気。息も薄まり、いくら吸おうと思っても吸えなくなっていた。

床には愛液と尿が垂れる。

「………っ……………」

無機質な音だけが部屋に響く。
レジーナは吸えない酸素を求めて微力ながら口を動かすだけ。