>>34
【すみません、このまま緩慢に衰弱死というルートも考えたのですが最後に区切りとして
派手な画がほしいと思いましたので一つだけ他の流れを混ぜてみます】

「失禁を確認、最終フェイズ到達まで推定およそ3分……」
相変わらずオペレーターの冷たい声
恐らくこのまま進めばあと数分でレジーナの命は緩慢に朽ち果て、消えてゆく
そんな残酷な宣告

だが、そこに
「フローラくん……本当に……」
唐突にもう一つ、男の声がかすかに混じり
「あ、はい、司令?本当によろしいのですか?ええ、わかりました」
それに応答した若い女の声をスピーカーが拾う
そのまましばらく二人が話し合う声、そして……

「レジーナ・スティレットさん、本来ならこのままデータを取り続けるつもりでしたが
司令よりあまりに見るに堪えない、慈悲を下賜するとのことです」

フローラと呼ばれた女の声と呼応するかのようにかちり、かちりと
椅子から出てきたロボットアームが拘束用ベルトに奇妙な金属製を取り付けてゆき
そして……

「さようならレジーナさん」

四肢の枷、首輪、それに性拷問用のプロープとバイブレーターから
一気に押し寄せてきたのは激しい電流
先ほどまでとはまた異なる感覚の筋肉のケイレンと絶息感、激痛がレジーナを襲う!

恐らく、この高圧電流は毒ガスよりもずっと速やかに
レジーナの心臓を、あるいは臓器を破壊し動きを止めるだろう
ただし、それがガスによる緩慢な死……その何十倍もの激痛をもたらすことを
慈悲深い”司令”は知るよしもない