>>220
こんなご時世に初物なんざ、随分と得させてもらったよ。
ま、まだ固くって居心地の悪い肉だが、締め付けは悪くない……
じっくり慣らしてやっから、そう泣くなよ。
気持ちよくしてやっからさ。
(すすり泣くリーズに、意地悪くそう言い放つ)

(それからは、しばらく特筆することはない)
(宣言通り、クルマごとリーズを街まで連れていき)
(クルマを修理に出し、医者にまでかからせてやった)

(そこからは、俺の言いなりになる日々)
(自分のガレージを持っているリーズの元に出向き、整備中のクルマの座席でヤラせたり)
(酒の席に誘って、そのまま自分のねぐらまで連れ帰り、一晩中突きまくったり)
(仕事を一緒に請け負い、キャンプ中に抱くことも何度もあった)
(若く、体力と適応力に溢れ、おまけに性に興味津々のお年頃のリーズの身体はスポンジのように経験を吸収し)
(どんどんと具合を良くしていって……)

おう、来たか。
――ほれ、後が支えてんだよ、早くいけよ仕事なんだろ。
(ドアが開き、つんのめるように金髪の女が転がりでてくる)
(ドアの方を睨むが、それだけで何もせず、複雑な表情を浮かべて歩き去り)
よぉ。時間通りだな、入れよ。
(トランクス一枚という姿で出迎えたジェイクは、やや酒臭い息を吐いていた)

(家の中は毎度散らかっており、リビングのテーブルは酒瓶やビール缶、ピザの箱などで埋まっていて)
(床も大した違いはない)
(片付いているのは自分の座る一人がけソファと、ベッドの上くらいで)

ほれ、ジャケット脱いで、お前も来いよリーズ、一緒に見ようぜ?
(ソファの正面にあるテレビに流れているのは、大昔の映画で)
(ポルノではないが、かなり大胆なベッドシーンが繰り広げられている)
(そんな中、自分の膝をポンポンと叩き、リーズを誘う)