(数秒前、舌と唇のでの愛撫を指先に受けルシィールが確かに反応することで、ルシィールの身体は性の快楽を知っているのだとイリーナは確信する。)
(誰かに抱かれたことがある訳もないので、おそらく自慰程度なのだろうが…)
(ほんの少しの戯れで青ざめていた肌が血の色を取り戻し、僅かな欲を濡れて瞳に乗せてこちらを見つめてきたときには、理性をかなぐり捨てて犯してしまおうかと思ったほどに興奮した。)
(ルシィールの立場からすれば自分は汚らわし侵略者である。その憎むべき敵に悦楽を合立て欲しいとばかりに瞳で訴えかけるなど、この令嬢にとって後で悔やんでも悔やみきれないほどの屈辱を感じるだろうに…
そう考えるだけで、体の芯から沸き上がった熱で股座を濡らしてしまう。)
(そんな熱に浮かされそうになったイリーナが理性を取り戻したのは、ピリッとした痛みをもたらす、ヒップにつけられた無数の引っかき傷であった。)

ダメです…やるときは徹底的にやっておかないと、あとで面倒なことになりますからね
それと、これは無礼な奴隷に対するお仕置きなのですから…貴女にお願いされてもやめませんよ
あぁ、安心してください。この程度の傷ならすぐに治りますから
(頬に飛び散った血液が涙で流れるほどに泣き叫び必死に懇願するルシィールに、そう冷たく言い放ちつつもゾンビメーカーの使用を示唆して)
(ルシィールには何を言っているのか分からないだろうが、肘や手首、顔面の損傷を癒すような、特別な何かがあるだろうことは分かるだろう---冷静に考えることができればの話だが---)

ほら、大人しくしていないと、余計に痛くなるかも知れませんよ…ん、ちゅ…ん、ふ…
(ルシィールがいくら暴れようが、手首を握る手を振りほどくこともできない。さらに言えば腕さえも満足に動かせないままに、中指が口内に差し込まれて、イリーナの舌でタップリと愛撫を受け)
(前歯がルシィールの爪先を挟み込んでいるのを見せつけて…食い千切る。)
(目隠しをされいつ襲ってくるか分からない痛みに怯えるのと同じくらい、痛み---耐えがたい程の痛み--が襲ってくる瞬間が明確に分かるのも、精神的な苦痛の度合いは高いだろう。)
(爪が食いちぎられる寸前まで必死に懇願しても聞き入れられることはなく、中指に次いで薬指の爪が引き千切られる)

【ちょと削りすぎ…?短めですがこんな感じになりました。】
【何本まで耐えるかはルシール様にお任せです】