ん、ふぅっ!
(少女の夢を打ち砕き無残な形でファーストキスを奪う快感に酔いしれ、しどけなく緩んだ口から嬌声が漏れ、瞳がトロンと蕩ける。)
(快楽に満たされたイリーナの色魔の如き妖艶な色香は、周囲のメイドが太ももを擦り合わせ始めるほどだが、ルシィールにはそれを目の当たりにする余裕はなかった。)
(口内に毒物とさえ言えるほどの強烈な屁を放たれ、鼻で、口で、舌で、味わい…遂には耐え切れなくなったのか這いつくばって吐瀉物を床にまき散らす。)
(周囲の嘲笑、悪臭とそれによる嘔吐は、ファーストキスがこの上なく惨めなものだったとルシィールの記憶に刻まれるだろう。)

誰が口を離していいと言ったのですか?
(床に手をつき俯いたルシィールの後頭部に、冷たく、しかし色情に彩られた叱責の声をかける。)
(そして声をかけただけで終わらない、叱責と躾は同時に行われることをルシィールは散々に教え込まれてきたが、屈辱と惨めさに塗れたこの状況でまともな反応ができるはずもなく…)

まったく、私の屋敷の床を汚すなんて…自分掃除をしてくださいね?
(そう言って眼下の絹糸にも似た艶のある髪が美しい後頭部に足を置き、力を込める。)
(令嬢の細腕ではとても絶え入れない圧力が加わり、ルシィールはまたもや石床との接吻を強要されることとなる。)
(ただの床なら、敵であるイリーナの肛門よりキスの相手としてはましだろう…そこに自らがまき散らした吐瀉物がなければ、だが)

貴女は掃除の方法も知らないのですか?キレイに舌で舐め取るのですよ、いいですね
(ビチャッとルシィールの顔が小さな水たまりに沈む。イリーナの股間程ではないにせよ、消化された食物と胃液混じりの吐瀉物は更に嘔吐を誘う程度には酷い臭いを放っている。)
(ルシィールのふっくらした頬も、キレイな鼻梁も、果実のような唇も、全てが汚物に塗れてしまえば、元々の美貌と相まって余計に惨めさを感じさせる。)
(そんなルシィールの姿を見つめながら、イリーナは自らのいきり立ったペニスを握り、上下に摩擦を始める。)