キレイですよ、よく似合っています…やはり、身分に相応しい格好をするべきですね
ルシィール、貴女もそう思うでしょう?
(レースやベビードールに使われている素材は高級な物を使用しているため、肌触り自体は悪くないが、そもそも肌に触れている面積が極僅かでは、着心地も何もあったものではないだろう。)
(そんなことは百も承知で尋ねた後、次に投げかけられる言葉は、)
(質問の形をとっていながらも答えは決められている、今のルシィールの身分---イリーナの性奴隷---に相応しい恰好をしていると自ら認めろ、と言う命令)
(そして、今夜以降も似たような、下品極まりない衣装がルシィールの普段着となると、暗に伝えている。)

恥ずかしがっていないで、私にもっとよく見せて下さい…貴女の「売り」は、どこですか…?
(ソファから立ち上がり一歩前に進めば、手を伸ばせば届くほどに二人の距離が近づく。)
(イリーナが豊かに実った二つの膨らみに向ける視線は、王国の夜会で一部の男性から浴びせられた卑猥な視線を思い出させると同時に)
(その部分が少女のもつ性的魅力の一部分---イリーナの言う「売り」---であるとルシィールに認識させる。)

さあ、どうですか?
(薄布ではその色すら隠し切れない薄桃色の頂点に、手に持った乗馬鞭の先端を押し付け、乳房の中に押し込もうとするようにグリグリと捏ねくり回す。)