>>177
こちらの手違いで予定の水着とは別の物が届いてしまったようだね
これくらいなら放送に支障はないから、その水着で収録をしようか
(不安な表情で水着の事を聞きに来た由紀を見て内から湧きあがるサディスティックな感情を)
(必死に抑え平静を装いながら問いに答える)

……クックックッ、必死に隠す仕草もいいねぇ…
(収録に問題ない旨を伝え、収録に向かっていく由紀の後ろ姿を見ると)
(歩くたびに白いジャージから水着が見え隠れする、その水着が尻に食い込むと)
(他のスタッフに見られないように手で尻を隠していた)

あちらにいるのが今回インタビューをしてもらう「加藤 鷹男(かとう たかお)」さんだよ
知名度はないけどこれまでの常識とは違う方法のトレーニングメニューで
オリンピック選手を何人も育てている方だから失礼のないようにね
(収録準備が整いだすと遠くでスタッフと雑談をしている男を指さす)
(容姿は色黒な肌に金髪で筋肉質な体型をした典型的なAV男優だが)
(事前に由紀に渡した資料に変わった人間という情報を与えていたため)
(怪しまれることなく、収録が始まろうとしていた)


「加藤鷹男です、失礼な言動があって戸惑う事もあるかもしれませんが」
「決して変な意味ではなく真面目に話しをしています、普段と違うインタビューになるかもしれませんが」
「よろしくお願いします!」
(軽くお辞儀をしてまっすぐに由紀を見て挨拶をする加藤)
(見た目に反して礼儀正しく接するのも由紀の警戒心を解く意味もあった)
(そして岡田が収録を始める合図をするとパイプ椅子に座っての対談が始まった)

「ええ、数年後には私の取り入れているトレーニングメニューが一般化すると思います」
「……ところで森下さん、もし支障がなければそのジャージを脱いでいただけないでしょうか?」
「職業柄なのか水着姿の人と話しているほうが気楽に話せて、もう少し会話もできそうなんですよね」
(インタビュー続けていたが、当たり障りのない会話が続くだけでどうしても盛り上がりに欠けていた)
(そして加藤が由紀に水着姿で話してほしいと伝えると、収録を見守る岡田も頷ぎながら水着姿になるよう)
(無言で圧力をかけていった)

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【よろしくお願いします】