(その日の夜、痴漢達が住処にしているSNSは普段とは違う異様な盛り上がりを見せていた。
お互いの本名は知らず、ニックネームで呼び合う彼ら。個人の特定に繋がらない程度に年齢や職業は
共有しあっておりそれなりに幅広い人物が集団を形成している)
(直接痴漢行為を働いた数人が彩良の素肌の感触の味を報告し、次は我こそと手を上げる者が
数多くいた。一方で気が強そうで反撃の多さについても対策を話し合っていた)
(大手企業に勤める会社員や偏差値の高い大学に通う大学生など、彼らの優秀な頭脳を性欲と卑劣な感情へ
向ければ女子高生を翻弄する策などいくらでも浮かんでいた)
(盛り上がる中、この痴漢集団の古参メンバーである「佐々木」がいくつかの作戦を選び翌日の役割分担を決めていく。)
(明確にリーダーという存在を定めていないが、聡明な言動や30代前半ほどの整った容姿で自然とリーダーのような扱い
になっていた。)
(大学生の「内田」。彼は色々と玩具や道具を保有しており仲間内で共有している。学生という身分で自由に行動しやすく、
アダルトショップや通販を活用して集めていた。ちょうど催淫効果のあるクリームを購入したばかりということで、
仲間達は眉唾物じゃないかとイジっていたが、明日使おうと意気揚々だった。)
(そして翌日。指定した電車の車両に乗り込んで獲物の乗車を待つ痴漢達。駅のホームに到着すると彩良と聡美が手を
繋いで電車を待っているのが確認できた。仲良しの女子が手を繋ぐ微笑ましい光景だが、痴漢達からは聡美が言いつけを
確実に実行するために生贄を逃がすまいとしているように見えていた)
(乗ってきた二人をまた前日と同じように分断する。昨日と違うのは、彩良が助けを求めたりできないように聡美を
更に遠くまで引き剥がしたことだった。二人が離れまいと抵抗したら面倒だっただろうが、聡美はすんなりと従ってくれた)
(孤立させた彩良を少し車内へと押し込み、四方を痴漢達で囲む。更に、一重の囲みで終わっているはずも無い)
(外から目撃されたりしないようにしっかりと囲む。何も知らない乗客からは、この中に逃げ場を失った女子高生が
いるとは思わないだろう)
(彩良の真後ろに陣取った佐々木から見ると、昨日と比べて力が入っているように見えた)
(当然と言えば当然の反応。昨日同じ時間に同じ場所で見知らぬ人間に身体を触られたのだ)
(今日は回りくどい触り方はしない。スカートの中へと手を入れて尻の丸みを堪能しようとした。
しかし、想定とは異なる感触を指先に感じる。不自然に硬い布の感触、どうやらスパッツのような物を履かれて
いるようだった。よく見ればソックスも昨日より長く、太ももを半分以上カバーしている。
彼女なりの防衛策だろうが、痴漢達によって周りを固めたこの状況ではほとんど無意味だろう。
こんな布切れ一枚ぐらい剥いてしまえばいいだけだ)
(触り始めても、彩良はすぐには反撃してこなかった。また痴漢か不可抗力かを見極めようとしているのだろうか。
彩良の計算違いだったのかもしれない。今日の痴漢行為はすぐに股の下へと指を滑り込ませてきた)
(スパッツを履いていることを考慮し、力を強めて何度も押し上げながら彩良の反応を窺う。弱い所でも分かれば
儲けものだ)
(彩良の左右に立つ男達は、獲物の手首をそれぞれ掴み自由を奪う。抵抗の手段を奪った獲物の股の下を
邪魔者無く動き回り、前方から後方までをじっくりと指先で味見する)
(突然の出来事に驚きの表情を浮かべ、手首の拘束を解こうとする彩良だが、成人男性との力比べに敵うはずもない。
仮に大声を出して助けを求めたとしても、「目撃者」達は彩良に不利な証言を行うだけだ)
(佐々木は抵抗できない彩良のスパッツに両手をかけると、そのまま下に引いてスパッツをショーツから
引き剥がす。膝上辺りまで邪魔な布をどかすと、再び股の下へと指を伸ばす)
(スパッツを履いていたことで汗でもかいたのだろうか。やや湿り気を感じる空間で柔らかな布越しに
中指、薬指、親指を立てて愛撫を始める。下から押し上げれば肌の弾力によって押し返す力を感じる)
(強く押し上げたり、指先を細かく動かしたりといくらか刺激を変えながら、凌辱を始めていく)