>>22

ハゥッ……そんな……ンァ……こと……ン、ンン、ンッ……なぃ。
ただ……ハァ、ァンッ……気持ち……アハァ……わるい……ンクゥ……だけ。
……こ、この……ンンゥ、ッゥ……ひ……ゥンァ……と……ァンッ……たち……ち、ち……ァアンゥ、ンァ、ハァ、ハゥッ!!
(耳元で快楽を認めさせるような下劣な囁きがなされれば、僅かに理性が戻って眉をもう一度釣り上げようとしながら抵抗の言葉を紡ぐ)
(しかし眉は釣り上がらず、後ろに振り返ろうとした顔は後ろの痴漢ではなくクリームを持ち込んだ男へと向き)
(頬は桜色に上気して、瞳はトロリと完全に蕩けて快楽の色を宿して潤み、笑みを浮かべたような淫靡な表情が浮かび)
(リップの輝く艷やかな唇からは。抵抗の言葉さえ舌足らずな甘い響きを帯びて零れ落ちる)
(助けを呼ぼうと深呼吸して上げた声は、完全に官能に染まり意味をなさず終わる)
(たっぷりとクリームを盛った指が、それを塗り付け転がしながら乳首を弄び)
(熱い吐息が交じる初めて聞く痴漢の声で耳を擽られれば、ゾクゾクと体が疼き震えてしまう)
(すでに催淫クリームに燃え上がった体は、乳首に塗られたクリームもすぐに吸収してより熱く燃え上がる)
(ビリビリと痺れるような快感が乳首の先から乳房全体に広がり、より熱く火照り乳房全体がパンと張ったように弾力性を増す)
(その間にも焦らすように陰核の周りをなぞられたり、摘ままれて転がされたりしながら刺激を与えられ続ければ)
(秘裂はヒクヒクと息づき愛液を溢れさせ、ショーツは陰毛と秘裂と勃起した陰核がハッキリと浮き上がるほど愛液に濡れそぼり肌に密着する)
(「こんなのいやぁ……いやなのに……きもちわるいのに……くやしいのに……なんで……わたしのからだ……あいてのいいようにはんのうしてるの?」)
(体中で弾ける快感を押しやろうと思えば思うほど、神経は特に快感の強い乳首と秘部、そして相手の吐息を感じる耳穴へ向く)
(もう難しいことは考えられず、完全に発情し男を誘惑する雌のフェロモンさえ肌から、毛穴という毛穴から匂い立たせ蕩けた体が)
(精神を意識を急激に侵食して、心を折り堕ちさせようと誘いを掛ける)
(「わたしのからだ……ちかんにゆびにはんのうして……ダメ、みとめちゃダメ……さわられて……きもちよく…………ダメ、ダメ、ダメなのに……。
  そう。わたしのからだ……さわられて……きもちよくなっちゃってるの」)
(とうとう精神が快楽を受け入れだして、意識を快楽に染め上げ始めていく)

……ンァ、ンンゥ……ぃゃぁ……ンァ、ァァン……ゃめ……ンハァ、ンゥンッ……ァンゥ、ァハァッ……。
(「ちかんにみをまかせたら……もっと……もっと……きもちよくなれるの?
  ほんとうに? それなら……ちょっとだけ……だ……め……でも、だってほしいんだもん……きもちいいの」)
(乳首を引っ張られると微かな痛みさえ快感に変わりゾクゾクと背筋が疼き、うっとりと恍惚の表情が浮かび)
(喘ぐ声の中に否定の音が交じるが、それさえお強請りをしているように甘く蕩ける)
(そして精神は痴漢の与える快楽に屈し、危ない方向へと思考を傾かせていく)
(「頭の中で後ろの痴漢の「これからもっと気持ちよくさせてやるからな……」という声だけが繰り返し響き)
(とうとう堕ちて快楽を求める方向へ大きく舵取りしてしまう)
(「ちくびきもちいい……あそこきもちいい……もっと……もっと……」)
(体からは完全に緊張の強張りも、抵抗の力も完全に抜け後ろの痴漢に背中を預けて快楽の海へと堕ちていく)


アハァ……ンッ、ンァ……ぃぃの……ンハッ……きもちぃぃの……もっと……ハァ、ハァ……ちょうだい……ンゥ、アンッ……おねがい。
ンンゥ、ンァ……ハァ、ァゥン……アハァ、ァンッ……ンァ……それ……ンッ……すごくぃいの。
(乳房を根本から搾り上げるように揉みしだかれ、乳首を引っ張られ転がされ)
(ビッショリと愛液に濡れたショーツにローターを充てがわれれば、体も心も屈して堕ちた彩良は素直に快楽をお強請りしてしまう)
(いつの間にか手首の戒めは解かれていることにも気づかず、体はより大きい快楽を求めて胸を突き出し)
(ローターの動きを追いかけるように体をくねらせ、顔は恍惚に蕩けてトロトロの唾液で唇をなぞりながら)
(初めて得た雌の快楽に悦びの表情を、視線を結ばないまま周囲の痴漢へと向ける)
(その評定を見た手首を抑えていた両脇の痴漢が、自分の手を取り股間へ導こうとしていることも気づいてさえいなかった)