>>105

経験しなくて済むのなら、しない方が良いですよ。
そんな表情しないでください。わたくしも油断していたのも悪いのですから。

(何とも表現が出来ないモヤモヤした気分を感じながら、心配をこれ以上掛けないよう辛い表情は見せずに)
(申し訳無さそうな表情をしているソフィアに微笑みを浮かべて、一人だけが悪い訳ではなく)
(自分も大丈夫と言って油断していたのも原因だと告げる)


『この国であの女が何と言い繕っているかは知らぬが、それが真実であることを知るが良いぞ。
 妾に仕えながら日々悔いるが良いぞ…………、くっ、妾に抵抗するというのか?小娘が!!』

(ソフィアを睨みつけながら口端を歪めて嘲笑を浮かべて、エレノアにとっての真実を告げ、蔑んだ表情で目を細める)
(掌をソフィアに向けて何かを放とうとするが、レナが中で抵抗しているらしく魔力が上手く行使できず)
(焦った表情を浮かべながら何度も術を放とうとするが、術は行使されず苦悶の表情に変わっていく)

『妾とあ奴では格が違うわ。王家の純血を継ぐ妾から見ればあ奴など下賤と変わらぬ。
 この身体の持ち主の方が妾には及ばぬが、余程高貴かもしれぬな。
 身の程を知らぬ者とは哀れなものよな。
 ……それはどうかな?』

(王族の中でもエレノアは王に近い血筋ではあるが、その分血も濃く身体は虚弱であり)
(それ故に他人を見下す態度を隠さずに育ってきていて、それを悪いとも思って居らず)
(ただレナの身体は気に入っていて、高貴な自分が入っていることもありレナも高貴だと言って退ける)
(ソフィアが蛮族故に礼を弁えないのは仕方ないと見下し、心の中ではソフィアの自信に動揺しつつも表情には見せず強がってみせる)

「……分かった。エレナ様に報告してくる。少しの間、姫を頼む」

(色々と問いたいことはあったが、今はそんなことをしている場合ではないことはクレトンも心得ていて)
(急いで部屋を出ていくとエレナの元へと掛けていった)

「やはり、そうなのか? しかし、何か年寄りのような……祖国の王家では使わぬ言葉遣いだったが……。
 乗っ取ろうしている者が報いを受けるのは良いが、姫様のことはよろしく頼む」

(自分の想像が当たった事に少し驚いた表情を浮かべて、もう祖国の王族では聞かない言葉遣いに老人のようだと苦笑しつつ)
(報いを与えるのは良いが、レナに実害が無いかを心配しつつ、エレナなら大丈夫と自分に言い聞かせていた)

……良いんです。わたくしも死にたい訳ではありませんから。
罰は……でも……考えておきます。
そうですか……結構容赦ないかもしれませんね。
包囲ってこれですか? ……はい。

(殺してくれとはお願いしていたものの、それは最終手段であり何とかなったことに少し嬉しそうな表情を浮かべて)
(罰は与えませんと言いかけたものの、何かを思いついたのか悪戯な表情を浮かべてニッコリと笑みを浮かべる)
(当身を食らった場所がズキズキと痛み、涙目になって苦笑しつつ包囲と聞いて片方の手を上げ)
(手首の枷を見せて安心した表情を浮かべて目を閉じるが、その瞬間エレノアが中から打ち破ろうとしているのか枷に反応が現れる)


「大丈夫です……これくらい大したことないですし……何か食べ物を…………」

(顔も埃に汚れていてボロボロという感じだったが、本人は大丈夫と言い切って微笑を浮かべると)
(お腹がグーとなって食べ物を要求する間に静かな寝息を立て始める)
(リーザが慌てているのも知らず、マーサ本人は役割を果たし安堵の表情を浮かべていた)

【水晶の件は了解です。一応レナの身体から抜けるときに抵抗を試みますが吸い込まれる感じを想定してます】

【今夜もよろしくお願いします】