>>137

(絶頂を示す短い悲鳴と、濃厚な雌臭)
(耳と鼻を挑発する蠱惑な響きと香りに、廊下はよだれと我慢汁に水たまりを作っていた)
(仰向けに荒く息をするヴェスパの耳に、ガチャリと響く鍵の開く音)
(まるで自分の部屋に入ってくるかのように自然に開いた扉から、暗褐色の影がするりと入ってきて)
(ヴェスパの前に立ち、寝具を跳ね除け、覆いかぶさってきた)
(薄暗闇に光る、渦を巻く瞳)
(瓦礫のナグルガンは、今までそれとなく隠していた劣情を眼差しに乗せ、ヴェスパに向けていた)
「く、かか……ここまで仕上がっていたとはな」

「もう少し待とうと思っていたが、やめだ」
(ヴェスパの両手を、獣人の両手が捉える)
(のしかかった腰が彼女の大きく広げられた脚を閉じられなくする)
(秘裂から抜けかかった粗末な水晶柱は、30センチ超の勃起したペニスが横合いから軽く弾いて)
(為すすべなくベッドの脇に転がり、冷めていくのを待つのみになった)
「…………」
(彼女は何かを言うだろうか、はたまた魔術で反撃に出るか?)
(どうあれナグルガンは、その長く大きなマズルを彼女の唇に押し付け、強引なキスをした)
(狼の幅広く長い舌が、彼女の口内を、唾液を、舌を犯す)
(音を立てて吸い上げ、ねぶり、女を味わい尽くすような激しいディープキス)
(彼女の抵抗を無視する雄の腕力が、彼女の腕から這い上がり、指を絡めることを矯正していく)
(まるで恋人のように繋ぎ合わさるまで一分ほど、たっぷり唇を犯したナグルガンが顔を上げた)
「はぁ……ッ」

「犯すぞ。お前を、孕ませる」

「お前をロイドなどという粗末な雄から奪ってやる」

「俺のつがいにしてやろう……ヴェスパ」
(舌舐めずりをしながら、彼女の耳元で狼が囁く)
(指を握る力が強くなり、ヴェスパの秘肉に、ひどく熱く大きいものが押し当てられる)
(それが、あの人狼の勃起した剛直だと分かっても、もう彼女に逃げ場など無く)
(また、ナグルガンが彼女の唇を強引に奪い、重ね合わせたと同時に)
(凶悪な肉棒がヴェスパの、夫のものしか知らぬ秘裂を押し広げ、じわじわと、確実に)
(そして処女膜を破り完全に、最奥まで貫き通し、挿入しきってしまった)
(その過程の悲鳴も、喘ぎも、何もかも、ナグルガンは己の唇と舌で味わい尽くしながら)
(己のものにしたという達成感と征服感に震えながら、ゆっくり腰を使い)
(ヴェスパを犯し始めていた)
【お待ちしておりました】
【体調不良の方は大丈夫でしょうか?ご自愛下さいませ】
【我慢できた分、たくさんご褒美が頂けることを期待してしまいます】
【キスをしながら、両手恋人繋ぎのまま正常位で処女喪失としてみました】
【このまま一晩中……いえ、翌日丸々犯し尽くしてしまいたい気分です】
【角のことを指摘して脅すのは、犯しながらにしようかと思ってあえてタイミングをずらしてみました】
【大丈夫だったでしょうか……?】