びゅく、びゅるるっ
断続的に続く射精と、それに合わせて腰を打ち付けられ子宮口を突き上げられる。
そのたびに頭が真っ白になっては、また意識を取り戻す
「もぉ、ぃゃぁあぁ…」
(ロイドとの子供を宿すための場所…汚されちゃった…)
数十年逃亡生活を送ってきた以上人間である夫と合えないのはわかりつつも、夫への貞操を守るのがヴェスパにとってのわずかばかりの心のよりどころであった。
射精はやんだとはいえ、いまだ硬さを失うことのない肉槍に貞節の聖域は貫かれたままであった。

「やぁめぇ、もぅ、ぁんっ、ぃぃっ、さわらぁんっ、ぃぃいでぇぇ…んぐぅぅ、むぐぅx」
涙を浮かべながらナグルガンの口づけを拒絶しようとするが、両手を押さえつけられたままでのご有れることもできぬままに唇を奪われ、夫の肉茎と比較しても明らかに長大な舌で口内を蹂躙される。

まるで自分の所有物だと言わんばかりに荒々しく腰を動かし子宮を小突きあげこちらの意識をはっきりとさせていく。

『いい角だな……魔族の証…衛兵に突き出して』
快楽と絶望の濁流に流され、朦朧とした意識の中で聞こえてくる言葉。
そして、枕元に広がる淡い色に染められたターバン
そして、カリカリとナグルガンの爪が自分の角をひっかく感触。

上位の支配階層にいる魔族たちは、その角の大きさによって力や位階が分かる。
ヴェスパがどれほど言葉を尽くそうと、その大きな角は爵位持ちと呼ばれる上級魔族に他ならない。